カテゴリ:50&60年代男女混合グループ
エイドリエン(姉)とルーシー(妹)のジョンストン姉妹に、ミック・モロニーとポール・ブレイディの4人でかわいくも切ない胸キュンなチューンを繰り出してくれるダブリン産グループの4作目。 私が買ったのは2作目「ザ・ジョンストンズ」(68年)との2イン1です。 曲によってブライアン・ブロックルハーストとダリル・ランズウィックがベースでヘルプ(ドラムはいない)。 ヒット・チャートに曲を送り込んだこともあるジョンストンズは、トラディショナルポップスとでも言いますか、とても親しみやすいアレンジが施されています。 軽快なマンドリンやバンジョーによる演奏からしてとってもかわゆいんだけど、やはりジョンストンズ姉妹の素朴で可憐な歌唱がツボですね。 ピンで歌うもの、無伴奏重唱、伴奏付きで混声、あるいはインストと演奏形態は単一ではありません。 楽しげに歌っている曲調でもちらりとしんみりムードが漂っていて、そこはケルトの哀愁というのかジャガイモ飢饉の悲劇を経験してきた国民性が成せる技なのかもしれないです。 全編トラッドで固めたこの「ザ・バーリー・コーン」は例によって例のごとく、このアレンジは秀逸だなあおやまぁこのバージョンはあのバンドとクリソツじゃん?等々聴き比べをして喜べる性質も持ち合わせています。 今までにレビューしたものを挙げてみると… 1→アイラ・セント・クレア、イワン・マッコール、オーウェン・ハンド、テンペスト(ビートの効いたロック調でかっこいい) 8→マディ・プライア&ティム・ハート 9→ディック・ゴーハン、ジョン・レンボーン・グループ 10→グリーン・フィールズ・オブ・アメリカ(ミックが渡米して作ったバンド) あらっ意外と少ないわね。 3はマーティン・カーシーがやった“ニューリン・タウン”に似た感触の旋律です。たぶん詩の内容も同じような追い剥ぎソングだと思う。 7の大麦ソングもテーマとしては人気だよね。 2イン1のためジャケットが無理なのでメンバーフォトを載せてみた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/11/03 06:29:00 PM
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