カテゴリ:90年代男性グループ
またしても意味不明なチョイスだなあ。 どうしたらマグナ・カルタとJSDバンドがつながるんだろう? 買った店が同じってやつかなあ…。 あ、わかった。結成年が一緒なんだ。両方とも69年結成ってことで。 ちなみにバンド名にあるJSDとは、創立メンバーであるジム・ダイヴァース、ショーン・オルーク、デス・コフィールドの頭文字をとったものね。 元々は70年代初期に活動していたバンドで、これは再編後のアルバム。 メンバーは皆いいおっちゃんになっていて、音のほうも余裕オーラ出ています。 再結成バンドらしくアコギにフィドルにホイッスルを響かせるまったりフォークを展開してるのかな?と思いきや、そうでもないんだよね。 メドレーなんかはフルートとマンドリンが並行していたりフィドルが軽快に鳴っていたりでこの手のバンドからイメージできる音像そのまんまなんだけど、やっぱ世紀末に作っただけのことはあるなあ、と思える要素が随所に出てくるんですよ。 たとえばサックス。経営状態のよろしくない場末のバーのような匂い漂わせています。そう、ジャッキー・マクシー主導のペンタングルみたいな退廃的な鳴らし方ね。 それから細かいリズムの刻み方に対しては産業ロック…?とふと思いました。もうね、ミドルテンポのバラードを得意とするスタジアムバンドのような箇所も出てくる始末ですよ。U2なんて甘いこと言ってられません。頭をよぎったのがエイジアなんだからさ…。 エレキギターもやったらエモーショナルだしなあ。 民謡ばっちりやっていて初めて聴くのになぜか懐かしい感覚や無意識に体が動き出しても気恥ずかしさを感じない部分が半分以上を占めているけど、純粋なフォーク作品と言い切るのは難しいなあ。ケルト:8、その他(産業ロック、なんちゃってフュージョンほか):2ってとこかな。 子育てもひと段落した(かどうかは知らないが)ミドルエイジらしく、レイドバック気味であることは確かだと思います。 しかし親父といえどもサウンドまで脂分過多にはなってないね。顔同様に脂ギッシュな音楽は鬱陶しいだけだし。まぁそのあたりはよくできていると思います。「やってるそっちは楽しいだろうけどさあ、聴いてるこっちは退屈だよぅ」というのはないからね。 それにしてもどこかで聴いたような旋律が結構出てくるなあ。 1は“モールロックの浜辺”、10は“マティ・グローヴス”、11の前半は“オーグリムの戦い”。 この人らはスコットランドの出身だけど、アイルランド民謡にもたくさん意見できそうだね。 ラストも個人的にだーいすきな“スパニッシュ・レディ”でかなり満足っす。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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