カテゴリ:2000年代男性ソロ
アシュレイ・ハッチングス絡みの作品で見かけることの多い髭のおじさんことジョン・タムスの2002年のスタジオ盤。 49年生まれだけどソロデビューは思いのほか遅くて2000年頃。今年9月に出した最新作とあわせてもまだ3枚しか出してないみたいです。そのかわり、よそへの出張やサントラ参加が多いのだけどね。 購入したのは今年の1月。都下の某中古屋で1200円でした。確かアルビオン・バンドにいた人だったっけ…と、さして期待せずに買ったんです。「なんか物足りないからあと1枚買っとくかな」ですな。 収録曲を眺めてみてもピンと来るもの(つまり民謡くさいやつ)は見当たらなかったけど、アルビオンでいい仕事していたし買ってみてもいいかなって。 今調べて判明したんだけど、なんか英フォークの大物っぽいよ!? 当地の雑誌やラジオの賞をいろいろゲットしてる。最優秀アルバムとか、最優秀ソングとか。これまでの功績を称えているっぽいのもあったぞ。それから俳優としても定評があるらしく…向こうではかなりの有名人なのかもしれないね。 で、本作の中身はというと、中金持ち家庭風味な無難フォークです。フォーク「ロック」ではないな、うん。しかしフォーク「ポップ」とも言えない…メロディ自体は明るめでも、哀愁背負ってますね。遠くを見つめながら佇むジャケが音楽性を上手いこと表現してます。 たぶん年頃の娘に邪険にされて寂しい思いをしてるんだよこのお父さんは。そんな団塊男性の翳りが見え隠れしてるもの。 それにもめげず、旋律はさりげなく励まし系。パッと聴いてガッと来るインパクトはないけどね、数回流し聴きしてるといつの間にか浸透しているのですよ。 実際、買った日に聴いた時は「うーん、別段どうってことないなあ」だったけど、今は「派手さはないけどいいアルバムだなあ」に変化してるしね。 ほかの作品も1000円前後なら買ってもいいな。 ★ジョン・タムスの登場作品 アルビオン・ダンス・バンド「ザ・プロスペクト・ビフォア・アス」(77)→歌とメロディオン アルビオン・バンド「ライズ・アップ・ライク・ザ・サン」(78)→歌とメロディオン アルビオン・バンド「ソングス・フロム・ザ・ショウズ」(90)→歌と朗読 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/11/03 05:35:59 PM
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