カテゴリ:70年代男性ソロ
再編ペンタングルには唯一関わっていないジョン・レンボーンのソロ。 オリジナルペンタングルがまだ現役だった71年に発表されました。 脇を固めるのはペンタングルのリズム隊ダニー・トンプソン&テリー・コックス、自身のメジャーデビューとなったデュオアルバムのお相手ドリス・ヘンダーソン、数年後にジョン・レンボーン・グループとして一緒に組むことになるスー・ドラハイム、そしてピート・ダイアー(この人についてはよく知らない。知ってる人いたら教えてください)の5人。 去年末に来日した際にはサンタクロースのような風貌で素晴らしいギターを披露してくれたレンボーン。 35年前に制作された本作でも名人技は冴え渡っています。 とはいえシタールとハーモニカも結構やっているし、ほとんどの曲で自ら歌っています。 ギター作品というよりは英国人ギタリストによる米国ルーツ音楽探求作といった感じかなあ。チョイスしている曲はアメリカものが多く、アレンジもブルージーです。 ドリスのソウルフルな歌唱やスーのけだるく重厚なフィドルにアメリカ色を感じるし(ついでに言うとこの2人はアメリカ人)、ピートのハーモニカもとんでもなくアメリカン。 そんな中、スコットランド民謡の6が浮くことなく溶け込んでいて良いです。 ペンタングルではジャッキー・マクシーが歌っていましたが、レンボーンの朴訥な歌唱もなかなか。 普段は「そんなおおっぴらに歌わんでもいいですよ」と言っている私だけど、この作品での“歌い手としてのレンボーン”は何の違和感もないんだよね。 この人の喉って同じ民謡でも自国のものよりアメリカもののほうが向いているのかも。 ●2: ランブリン・ジャック・エリオット「ケルアックズ・ラスト・ドリーム」(97) ●4: トゥリーズ「オン・ザ・ショア」(70) セイディーズ「プレシャス・モーメンツ」(98) ミスティ・リヴァー「ライジング」(2000) ●6: スウィーニーズ・メン「同」(68) ペンタングル「ソロモンの封印」(72) ディック・ゴーハン「ゴーハン」(78) アン・ブリッグス「コレクション」(99) ドーナル・ハインリー「ゴースト・フィドル・スイート」(2000) ●7: トム・ペイリー&ペギー・シーガー「フーズ・ゴーイング・トゥ・シュー」(64) ペンタングル「バスケット・オブ・ライト」(69)、「ライヴ・アット・ザBBC」(95)、「ロスト・ブロードキャスツ1968-1972」(2004) ストーン・エンジェル「ザ・ホリールード・オブ・ブロンホーム」(75)、「イースト・オブ・ザ・サン」(2000) ランブリン・ジャック・エリオット「ケルアックズ・ラスト・ドリーム」(97) アン・ブリッグス「コレクション」(99) VA「ベスト・オブ・イングリッシュ・フォーク」(99)※演奏はアンドリュー・クロンショウ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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