カテゴリ:70年代無伴奏中心
1947年ウォリック生まれの歌い手さん、ジューン・テイバーのデビュー作。 10曲中8曲がトラッド、残る2曲の作者もエリック・ボーグル&ジョン・タムズという、英国民謡オタとしては絶対に無視できないアルバムです。 現に自他共に認める貧乏性の私が2304円も出して買ったんですから! 20代とは思えない貫禄というか凄みをきかせているジャケットがインパクトありありですが、歌声はそんなに恐れるほどじゃないです。 確かにどっしりとはしてるけれども、姐御系じゃなくて地にしっかり根を張ってる系。 少しくぐもり気味の広くて深いアルトが彼女の最大の魅力ですねぇ。 サポート陣はニック・ジョーンズとジョン・ギレスピーで地味に豪華だけど、主役の優れたシンギングを活かすために伴奏は本当に最小限に抑えられています。 無伴奏の形態をとっていることも多いしね。 4のメロディはフェアポート・コンヴェンションやジョン・レンボーン・グループで聴いたものとは違っていて、ジューンのバージョンはサセックスのものらしいです。 いや、フェアポートとJRGがどこバージョンかは知らないんだけどさ。 そして5は今や曲買いしちゃうほど大好きな曲。 個人的に最強の名曲だと思うわけで…オーストラリアでのこの曲の知名度はどんなもんなんでしょうね? 9はインストで演奏しているバンドも多いけど、ここではアカペラ独唱で処理。 余談ながら彼女はオックスフォード大学出身の才媛です。 ★公式サイト→http://www.brightfieldproductions.co.uk/tabor.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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