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英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

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2006/09/30
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  1. Mississippi Summer (Si Kahn)
  2. Lullaby Of London (Shane McGowan)
  3. Night Comes In (Richard Thompson)
  4. Valentine’s Day Is Over (Billy Bragg)
  5. All Tomorrow’s Parties (Lou Reed)
  6. Dives And Lazarus
  7. Dark Eyed Sailor
  8. Pain Or Paradise (John Tams)
  9. Susie Clelland
  10. Finisterre (Ian Telfer)


June Tabor
vo
Alan Prosser
g, mandolin, psaltery, vo
Russell Lax
ds, per
Chopper
b, cello
Ian Telfer
fiddle, viola, concertina, organ
John Jones
melodeon, accordion, vo
Gavin Sharp
tenor sax
John Hart
brass trombone
Neil Yates
trumpet

■長ったらしく続けてきたレビューもここから出す3枚「90年代のリリース特集」でおしまい。さあみんな、もう少しの辛抱ですよ!


 1947年生まれのフォーク歌手ジューン・テイバーが、ロックのフィールドでトラッド/フォークの心を伝えるオイスター・バンドとジョイントした作品。

 3曲がトラッド、6曲がカバー、残る1曲がイアン・テルファーの作。

 シェイン・マクガワンリチャード・トンプソンジョン・タムスはかつて何度かレビューに登場しているし、ルー・リードなんていう大物も含まれています。

 ジューンのアダルトなアルト声をオイスター・バンドの軽快な演奏がサポートする形をとっています。
 ただしサウンドはジューンのソロ作で聴けるような重量感のあるジャズ風フォークではなく、オイスター・バンドの持つ現代的な要素が強く出ていますね。
 これで歌い手がキャピ声のアイドル女性だったら、ポップスの棚に並んでいても違和感ないです。

 事実、聴く前はロック色強い渋めフォークなのかなと思ってたんだけど、実際には予想をはるかに超えてコンテンポラリーで。

 ジューンの歌声はいつもどおり深いんだけど、オイスター・バンドにまったくといっていいほど重みがなく、軽い。(ペラいってことではないよ)

 しかし使っている楽器にはマンドリン、プサルテリウム、フィドル、コンサーティーナ、蛇腹などが含まれてるから普通のポップス作品とはちょっと印象が違う。
 この世界ではおなじみの楽器を多用したテンポの良いコンテンポラリー・フォークってとこですね。

 10曲の中で一番フォーキーしてるのがテルファー作のラストってのも興味深いなあ。

 ジューンの歌声が全面的にフィーチャーされてますが、アラン・プロッサージョン・ジョーンズとデュエットしている曲も一部あり。

 いつものジューンを期待したら肩透かしを食らうけど、ノリはいいし楽曲も良いものばかりなのでそれなりに楽しめるんじゃないかな。


★ジューン・テイバー公式→http://www.brightfieldproductions.co.uk/tabor.htm

★オイスター・バンド公式→http://www.oysterband.co.uk/




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Last updated  2006/10/09 01:53:30 PM
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