カテゴリ:90年代男性グループ
まったくチーフタンズってのはありとあらゆる人とコラボってますなあ。 クラシック界のフルート奏者ジェームス・ゴールウェイ(英和辞書にまで載ってる)と共演、ガリシア人と共演、女性シンガーと共演、中国の楽団と共演、カナダ人音楽家と共演、ロックやジャズ畑の人たちと共演… 今回紹介するのはハープ集団。 ジャネット・ハービンソンがリーダーのベルファスト・ハープ・オーケストラは構成員数こそ不明だけど、ブックレットには7人が写っていて全員女性。 メンバーにハープ奏者がいてもおかまいなしに大量のハーパーを呼び込む! ゴールウェイとマット・モロイの時にも思ったことだけど、同じ楽器でもジャンルの違う人を呼んで音色や雰囲気の違いを楽しんでるのかねえ? ハープって大きさも形も弦も、もちろん奏法もいろいろ。 シルキーなロングドレスを着てポロロン♪とかき鳴らすグランドハープ、叩きつけるように音を鳴らすカトリオーナ・マッケイのような人…前にライブ行ってきたグローニャ・ハンブリーは賢そうな弾き方って思ったっけ。 ベルファスト・ハープの皆さんはお着物からも音色からもグランドハープの印象です。 力強さはほとんど感じず、まさにステレオタイプなグランドハープの…いや、見た目こそ雅だけどグランドハープって背筋をものすごく使うって言うし腕にも相当筋肉がいるらしいんだけどさ。 普段はオーケストラ方面で活動してるのかな?と思しき優雅でお上品で…譜面どおりに綺麗に弾いてる感じだね。 彼女達に負けてなるものか!とデレク・ベルのソロは5に用意されています。 たぶんこの曲はターロック・オキャロラン作品なんだと思うけど、哀愁漂いまくってて美曲。 アイルランド人音楽家、ことにハーパーにとってはオキャロランってマスト中のマストなんだろうか? まあオキャロランはハープの腕前はたいしたことなかったという情報も流れているけれど。 ハープを全面に出すアレンジがなされていて、いつもだったらこれでもか!と主張している他の楽器が本作では控えめです。 ああ後ろの方でフィドルが鳴ってるなー、ホイッスルがハープとユニゾンしてるの今気付いたよ、てな具合だよ。 あ。フィドルの2人のソロ・コーナーがありませんね…。 収録曲はどれも優しくて、いつの間にやらゆっくりと横揺れしちゃってます。 血が沸き肉が踊るようなアグレッシブな曲は今回は入ってないのだ。 副題は「A Tribute to Edward Bunting with the Belfast Harp Orchestra」。 エドワード・バンティングはアイルランドの音楽を集めまくった人らしい。 イングランドのセシル・シャープみたいな存在!? こういう副題が付いてるってことは、収録曲はバンティングの歌集からチョイスされたものなのかしら? なお1と4はダブリンのナショナル・コンサート・ホール、8と11はロンドンのバービカン・ホールでのそれぞれライブ。 ところでケヴィン・コネフが無伴奏独唱やってる10は同じ名前のバンドが存在している(していた)よね。 そのグリーン・フィールズ・オブ・アメリカもレビューしてあるんでよかったらチェックしてみてね。 公式サイト <今日の私> 昨夜アクセス数が8万を突破しました! キリ番を見たのはたぶん初めてだったから嬉しくてつい写真撮っちゃったよ。 次は9万アクセス目撃を目指すぞー。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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