カテゴリ:2000年代男性グループ
35周年記念アルバム…らしいです。 ジャケにも「1967」「2002」の文字が躍っています。 しかし発行年は2001年なんですが。 このタイトルからしてその35年間の間に出した曲を再アレンジ再録したのかなあと思ったけど、どうやらそうでもないらしく。 創立メンバーはサイモン・ニコルただ1人(彼も一度脱退してるんだけどね)。 でもその他の4人もフェアポート・コンヴェンションのメンバーとしての貫禄がだいぶ出てきているね。 ゲスト陣は個人名なのかグループ名なのかいまだ確証が持てないアナ・ライダー、デイヴ・ペグがつれてきたと思しきイアン・アンダーソン、ペグと一緒にプロデュースやってるマーク・タッカー。 アンダーソン師匠は4でプレイしてますが、この時ばかりは“狂気のフラミンゴ”ではありません。 リック・サンダースのヴァイオリンが優雅だからフルートが暴れてはぶち壊しだ!と判断したのだろうか。 まーフェアポートも歴史あるバンドだから、そのサウンドはめまぐるしく変化しています。 黎明期のメリケンヒッピー志向、60年代末期~70年代初期にかけてのトラッド/フォーク路線、70年代中盤からのアメリカナイズ… 私自身の好みは断然トラッド/フォーク路線、しかもサンディ・デニー脱退直後の「フル・ハウス」(70年)が飛び抜けてお気に入りで、近年のフェアポートに感動することはあまりないんだけど何故かアルバムは買ってしまうんだよね。 もう習慣なのかなあ…どのアルバムにも大概は入っているトラッド曲を聴きたいのもあるかもしれない。 音楽はかなり洗練されています。 だけど無駄にはしゃいだものじゃなくて、うるさすぎない程度に賑やかというか。 リズムの取り方こそ跳ねているけど、根はしっとり路線だからなのかさあ今日は騒ぐぞパーティーだぞ!じゃあ右の人から自己紹介! というような雰囲気にはなってませんね。 時折(このバンドにしては)かなりハードに展開している箇所もあります。 トラッドにしても昔のようにやたらダークでおどろおどろしい感じは消え去ってます。 何度も演奏している6はみんなで重唱していてすんごい素敵♪ ニコルさんはこんな素晴らしい歌い手なんだから、60年代からもっとたくさん歌っていればよかったよね。 ひょっとしたら魅惑の三重唱(時にリチャトンも加わって四重唱)が聴けたかもしれないと思うと…ああっもどかしい! 聴く人によっては「小奇麗になりすぎ!」と物足りなさを感じるかも。 何しろフェアポートってのは天下無敵の“英国フォーク三本柱”だものね。 だから往年のフェアポートを引きずりながら聴くのはお勧めできません。 あくまでも70年前後とは切り離して、新世紀のフェアポートとして聴くことにしましょ。 9、アーチー・フィッシャーが演奏していたような…。 確認したら88年のアルバムに入ってました。 公式サイト <今日の私> 朝と昼は栗おこわ(小豆入り)、夜は梨・・・ 秋の味覚を満喫して幸せいっぱいですが、体型がワイドになってきましたよ。 食べる量を減らさないとピンチです! 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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