カテゴリ:70年代無伴奏中心
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こりゃ紛いなき血族グループだ。 ノーマ・ウォーターソン、マイク・ウォーターソン、ラル・ウォーターソンの3人の両親は同じだし、マーティン・カーシーはノーマの旦那。 カーシーが加入する前はウォーターソンきょうだいの従兄弟ジョン・ハリソンがメンバーだったしね。 ウォーターソンズといえば名門コーラス・グループですが、本作はいつにも増して声に力がみなぎっているようです。 4人とも30代半ばを越え、若い頃から熟していた歌声はさらに発酵が進んできました。 キャパ500人程度の箱ならマイクなしでも充分通用しそうな声量を持っていそうだし、長いこと歌い込んできた達人だからこそ出せる迫力が聴き手の心にも身体にも響き渡るのです。 ガブリエルズ・ホーンズと名付けられたラッパ隊(プロデューサーのトニー・イングルもいる)の登場は7のみ。 残りの13曲はすべて無伴奏。 大半は全員で歌っていますが、6はマイク、7はラルとノーマ、10はノーマが担当。 歌っているのは賛美歌が多いのかな。 キャロルとかクリスマスとか、そんな言葉が踊ってる。 解説文は英語なんでろくに読んでないけど、17世紀の詩人や作曲家の名前が登場しています。 でもいつものように翻訳する頭脳と気力がないので全部ひっくるめてトラッド扱い。ごめんねー♪ ついでに讃美歌と聖歌の違いがわかりません。 女性陣はばんと張ったアルト・ヴォイス、男性陣はマイルドな低音ヴォイス。 無伴奏トラッドに免疫がまったくない人には敷居が高いと思うけど、ある程度聴いている人には絶対に聴いてもらいたいね。 同じく男女混声無伴奏のヤング・トラディションにも同じことが言えるのだけど、民謡歌手の持つ風格、昔から歌い継がれてきたトラディショナルが内包する生命力…。 こういったものがたった38分の中にぎっしり詰まっているんだ。 ラストは抜けて有名な歌なんじゃないかな。 なぜならこれ、“ザ・キング”“ザ・レン”の別タイトルでスティーライ・スパンやカーシーのソロに収録されているからさ。 わわっ。 ノーマって今年古希なんだ。 <父の日のプレゼントは> ブックカバーが有力候補。 家中にオリオン書房のカバーで包まれた文庫本があふれかえっててさ。 カバーを外さないと何の本かわからないんだよね。 文庫本用はすでに持ってるからそれ以外を希望。 ハンズとかロフト行けば売ってるかな。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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