- The Magic Wasn’t There (Atkin/James)
- Ice Cream Man (Atkin/James)
- If I Had My Time Again (Atkin/James)
- He Just Don’t Appeal To Me (Porter Grainger)
- Winter Kept Us Warm (Atkin/James)
- The Beautiful CHanges (Atkin/James)
- Queen Of Lights (Atkin/James)
- For Instance (Atkin/James)
- The Standards Of Today (Atkin/James)
- The Original, Original Honky Tonk Night Train Blues (Pete Atkin)
- Don’t Bother Me Now (Atkin/James)
- Friendly Island Song (Atkin/James)
- My Silks And Fine Array (Don Fraser) poem by William Blake
- The Way Things Ought To Be (Don Paul) *1970 bonus track
- Tonight Your Love Is Over (Atkin/James) + 1970 bonus track
- Julie Covington 1947.9.11~
- vo
- Brian Daly
- a-g
- Pete Atkin
- a-g, p, backing-vo
- Alan Parker
- e-g
- Tony Campo, Herbie Flowers, Dave Bell
- b
- Steve Cook
- double-b
- Mike Travis, Brian Morgan, Kenny Clare
- ds
- Clem Cattini
- ds, tambourine, timpani
- Nick Harrison, Mike Maran
- p
- Alan Hawkshaw
- organ
- Henry McKenzie
- b-clarinet
- Duncan Campbell
- flugelhorn
- Alan Franks
- trumpet
- Russell Davies
- tuba, backing-vo
- Lyn Dobson
- flute, sitar
- produced by Don Paul
- photo by Allan James
ロンドン生まれのジュリー・コヴィントンによるメジャー・デビュー作。これより以前にはプライベートで67年と69年に1枚ずつ発表している(えらい高値が付いていそうな予感)。
4のアフリカ系アメリカ人ピアニストのカバーと10、13、14以外はすべてピート・エイトキンとクライヴ・ジェームスのコンビによるもの。
ポップではあるがやや気だるい部分もある楽曲群はどれも最後まで気分良く聴け、名人達を多数配した演奏も適材適所だ。
ギター、ベース、ドラム、ピアノといったおなじみの楽器がよく使われているが、唯一3で登場するフルートとシタールによって幻想的な雰囲気も感じさせてくれている。
しかしそれより何より、彼女の歌唱に惚れ込んでしまった。中世の肖像画風のおすましジャケのイメージからは程遠いシンギングなのだ。
見た感じはしとやかで艶っぽい美声ソプラノで歌っていそうなのだが、実際はそうではない。
くぐもりそうでくぐもらない、ハスキーではないがシルキーでもないアルト~メゾソプラノ。録音時は20代前半だったジュリーだが、10代後半の時に吹き込んだと言われても違和感はまったくない。
無理矢理まとめるならば、快活で元気な歌のうまい女子高校生が歌っているようなイメージだろうか。
ドン・フレイザーによる管弦楽アレンジが壮大なタイトル曲にも感動したが、個人的には10がお気に入り。
適度にダルなスイング感が心地よすぎなこの曲には2人の男性がコーラスを付けているのだが、ジュリーの後方に控えるというよりは歌っている3人全員が等しく前に出ているといったボリュームで、これが最高にかっこいい。
14と15は99年に再発された際のボーナス。14は70年にシングル・カットされたもの。
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