テーマ:社交ダンス(8344)
カテゴリ:映画のはなし
映画の話が続きます。ダンスとは関係ないんですが、ダンスをされている方にブログを通じて薦められて、ずっと見る機会がなかった作品です。
2004年のフランス興行成績第1位、870万人を動員した感動作。 実にいい映画でした。 世界的指揮者のピエール・モーランジュは公演先で母の訃報を知り、故郷に帰ります。 そこに学友だったペピノが50年ぶりに訪ねて来て、当時の写真とともに彼の運命を変えた舎監の日記を共にひも解くんです。 『ニュー・シネマ・パラダイス』みたいな展開です。これも素晴らしい映画でしたね。 1949年。音楽教師のマチューは、仕事の度重なる失敗で、ついに"池の底"という名のどん底寄宿学校に舎監として赴任します。 この学校の生徒は、問題があって親元を離れた子供たちや親のない子ばかり。学校は荒れていました。 マチューは、合唱団を結成することにします。音楽家を目指して挫折した彼でしたが、自分の作品を歌ってくれるグループを持つ事で、再び生き甲斐を感じるようになって行きます。 子供たちも徐々に歌うことの楽しさに目覚めていき、学校には美しい歌声が響くようになりました。 ある日、いつも罰を受けてばかりの学校一の問題児ピエールが、誰もいない教室で歌っているのを耳にします。 それは天から与えられた類い稀なる美声でした。 マチューは彼をソリストとしてコーラスに加え、学校のスポンサーである公爵夫人の前で披露します。 手がつけられない問題児だったピエールの目に、自信と誇りと、そして初めて感謝の輝きが宿ります。 個性的な先生達や、マチューが密かに恋心を抱くピエールのお母さん、子供たちを取り巻く環境でも面白いヒューマンドラマが展開して行きます。 フランスでは公開直後から大きな話題となり、リヨンに設立されたサン・マルク少年少女合唱団のサントラとともに大ヒットを記録したそうです。 暑い夏に、爽やかな風のような少年達の歌声を是非お聞きになってみて下さい。 <サントラ> <映画DVD> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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