テーマ:社交ダンス(8307)
カテゴリ:映画のはなし
小学校でこれ系の推理小説を読みあさりました。もちろん児童向きのやつ。
ルパンもホームズも大好きでしたね。 『推理小説ばっかり読んでると国語が出来なくなる。』 なんて親に言われてましたけど、国語なんかより事件の行方の方が気になりますからね。 すっかり理屈っぽい少女になっていた私は親に向かって論理的な説明を求めたりしてましたよ。 『なんで国語が出来なくなるのか、ちゃんと説明してくれたらやめる。』 うわ~。生意気。 今から考えると、文学作品をもっと読んで文章力を磨けってことだったんでしょうね。 20日の夜、いつも行く近所のシネコンがいつになく混んでいて、何事かと思ったら『映画1000円の日』だったんです。 これは見るしかないってことで、シャーロック・ホームズ見て参りましたですよ。 ところがですね、自分が持ってるホームズのイメージと随分違うんです。 クールで頭脳明晰な探偵じゃなくてホットな天才バカボンとでも言いましょうか。 確かに観察力も状況判断力も並外れているのは感じられるんですが、元カノに騙されたり、助手のワトソン君に助けられてばっかりなんですよ。 探偵業だけでは食べて行けないのか、場末の格闘場でカンフーみたいな技を繰り出してバイトしてるし。 場面は暗くじめじめした19世紀のロンドン。 ベーカー街221B、ルームシェーアで一緒に住んでいたワトソン(ジュード・ロウ)がメアリー(ケリー・ライリー)と結婚して出て行くことになった頃のお話です。 ロンドンは行ったことがないのでよく知らないんですが、テムズ川にかかる橋が建設中でした。 そこでロンドンの街を震撼させる事件勃発です。 黒魔術の儀式で若い女性を次々と殺害していたブラックウッド卿が、彼の予言通り死刑になった3日後に蘇り、また連続殺人が起こります。 私の記憶ではワトソンはホームズに全然頭が上がらない感じの助手だったですけど、この映画の中では完全に対等なビジネスパートナーでした。 むしろ事件に巻き込まれることにワトソンは飽き飽きしていて、部屋を出て行けてよかったと思ってるみたい。 魔術に振り回される警察や民衆の反応をよそに、あくまで科学的、論理的に真相を究明して行くホームズ(ロバート・ダウニー・Jr.)の謎解きはあっぱれです。 映像もきれいで、当時の実験室とかテムズ川の夜景とか、本当にタイムスリップして見ているような感覚になるんです。 『そういえば、この頃ってまだ電気ないんだったよね。』 なんて思ったり。 かわいそうなのはいつも実験に使われるワンちゃん。何度も仮死状態になってひっくり返ってました。(ちゃんと生き返りますが) この映画にはもう次回作が予定されているようで、『えっ?ここで終わり?』みたいなところでテロップが流れて来ちゃってあっけにとられます。 もちろん次も見に行きますとも。モリエッティ教授との直接対決は見逃せませんよ。 予告編はこちらからどうぞ。 シャーロック・ホームズお気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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