テーマ:社交ダンス(8309)
カテゴリ:アニメのはなし
囲碁のことなんて全く無知だったわたしですが、大将と二人、ここのところ碁の世界にどっぷりハマって、遅ればせながら10年くらい前にブームだったアニメシリーズ75話、一気に見切りました。
ダンスの前にこの世界を知っていたら、今頃囲碁の競技会なんかに出まくっていたかもしれません。 『碁は宇宙だ。』 以前一緒に仕事をしていた碁好きの人がそんなことを言っていたのを思い出しましたね。 小学6年生だった進藤ヒカルが、おじいさんの蔵で古い碁盤を見つけるんです。 それは若くしてなくなった江戸時代の天才棋士、本因坊秀策の碁盤。 友達のあかりには見えていないようでしたが、彼にはそこに宿っていた烏帽子をかぶったお化けが見えたんですね。 そのお化けの名は藤原佐為(ふじわらのさい)。 宮中で天皇の囲碁の指南役を務めていた天才棋士で、不遇の最後を遂げて死にきれず、もっと碁が打ちたい一心でその碁盤に宿っていたんです。 千年の時を経て自分の代わりに碁を打ってくれそうな人が現れたと思ったら、全然そんなの興味がないやんちゃな少年ヒカル。 それからはつかず離れずヒカルについて回るんですが、その実力は半端ナイものでした。 石の持ち方すら知らないヒカルがサイの言われるままに置く石は、それまで負け知らずだった名人の息子、塔矢アキラを震え上がらせるほどの腕前。 ヒカル自身もだんだん碁に興味がわいてきて、中学に入ると囲碁部に所属したり、教室に通ったり、夜はサイに教えてもらったりして徐々に実力をつけて行きます。 同じ年の塔矢アキラとサイ抜きで対局して自分の弱さを知り、猛然と勉強してプロ予備軍の院生になり、1年後にはプロ試験に自分の力で合格するまでに力をつけてきました。 やはりサイが取り憑いたのには訳があったんですね。 ヒカルも天才だったんです。 一方、ヒカルが自分で碁を打つようになって出る幕のなくなったサイ。 ちょっとかわいそうと思ったヒカルは夏休みの間、ネット碁でサイに対戦させて上げるんですね。これなら誰が打ってるか分かりませんから。 ところが100連勝のサイは世界中の囲碁ファンの注目の的になってしまうんです。 『ネットの中にすごく強い奴がいる。』『saiって何者なんだ。』『プロじゃないらしい。』 囲碁の世界にもアマ世界選手権なんて言うのがあるんですね。 それに参加してる各国代表が日本を訪れたとき、正体不明の『sai』の噂で持ち切りでした。 サイは、紫の長い髪を持つ見目麗しい平安男子。『神の一手』って何のことか私には分かりませんが、この世界でその域に近いと感じている相手が一人いました。 それはヒカルのライバル塔矢アキラのお父さん、塔矢行洋。5冠の名人です。 彼との対局も見物でした。 でもサイは気がつくんですね。自分がここにいる理由を。 そして消えて行きます。 最初は大将と 『ヒカルってさ、小学生なのに前髪染めてんの?』 『サイだって平安貴族のはずなのにピアスしてるよ。』 なんてコメントいれてた私達ですが、回が進むごとにだんだんのめり込んで行って、一緒に笑い一緒に泣き、 『こんなこと、できるもんなの?』 と主に感心しながら終わりました。 いまだにルールも定石もわかりませんが、『コスミ』とか『ホシ』とか『ニギリ』とかいう専門用語だけ覚えました。 小さかったヒカルも最終回では背が伸びてオトナっぽい顔つきに変わってきています。 これはおすすめアニメです。 ヒカルの碁 第一局(1/3) |
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