テーマ:社交ダンス(8300)
カテゴリ:アニメのはなし
金沢の兼六園に三すくみの石というのがあります。
大蛇とガマとナメクジが、互いににらみ合っているように見えるんですね。 三すくみと言うのはじゃんけんのような関係で、三者とも片方には強いが片方には弱い、食うか食われるかのどうにも身動きが取れない状態のことを言います。 ガイドさんの説明を受けてもイマイチ納得できなかったのは、蛇がカエルより強いのは分かるけど、なんでナメクジが蛇より強いんだろうって思ったから。 どうもナメクジの粘液は蛇をも溶かすらしいです。何でカエルは溶けないんだろう。 前置きが長くなりましたが、このアニメにも三すくみの戦いが登場します。 前回までのお話で、大蛇丸(おろちまる)や自来也(じらいや)が登場していたので、きっと綱手(つなで)も出るんじゃないかと思っていたら案の定出てきましたね。 木の葉隠れの郷の伝説の三忍の一人、初代火影(ほかげ)の孫にして三代目火影の弟子、そして五代目火影の候補となっているのが医療忍術のスペシャリスト綱手でした。 ただ賭け事がめっぽう好きで、諸国を歩き回っては借金を重ねているという癖のあるお方。 大蛇丸と自来也の同期で同じチームにいた女性なんですが、すごい怪力で半端なく強い。しかも自分で編み出した忍術で容姿を20才頃のままにとどめています。 大蛇丸の陰謀で長を失った木の葉隠れの郷から、綱手を時期火影にと言う捜査命令が自来也に下りました。 一方、サスケが復讐に燃えて探していた兄のイタチは、暁というなぞの集団に属しナルトを狙って郷に戻ってきます。 この人、ウチハ一族の中でも一番才長けた天才忍者だったんですけど悪に走って弟のサスケ以外の一族全員を滅ぼし郷を抜けた悪人です。 対戦したカカシ先生もサスケも強烈な幻術で精神をやられてしまいます。 いまのナルトでは全く歯が立たないし、自来也の高等忍術でなんとか撃退しましたが、まだ死んではいません。 自来也はナルトを『すごい術を教えてやる』と修行で釣って郷から連れ出し、綱手の探索へ。 そのすごい技というのは、螺旋丸をいう爆発的破壊力を持つものでした。 九尾のキツネをナルトに封印して死んだ天才忍者四代目火影が3年の歳月をかけて編み出した難しい技です。 ナルトは寝る間も惜しんで練習してましたね。 あれだけ練習したらダンスも相当うまくなるんじゃないかと思います。 あんまりやり過ぎて手が痛くなるんですよ。いま、自分が手が痛いもんで、それでも頑張るナルトに心底共感しました。 さて、綱手を探していたのは自来也たちだけではありません。 三代目火影との戦いで両腕に負傷した大蛇丸が彼女の医療忍術で治してもらおうと探していたんです。 そこで最初にお話しした三すくみの戦いが実現するんですね。 怪獣決戦みたいな感じでした。 同時進行で、術でもって筋肉や筋や神経系にダメージを与える医療忍術同士の戦いもあったり、懸命に練習していた螺旋丸をナルトがここ一番で発揮したり、見所満載の戦いです。 この戦いを通じて最初やる気のなかった綱手も五代目火影になることを決意し、郷に戻って傷ついた忍者たちを治して行くんです。 木の葉崩しで大勢の忍者が負傷したり亡くなったりして、いまは郷の力が弱っていますが、それを周りの国に知られるとつけ込まれるので依頼のあった仕事はちょっと荷が重い話しでも受けなくてはいけません。 ナルト、サスケ、サクラの三人には茶の国での町の顔役をかけたトドロキ大社の奉納レースの参加者、森乃イダテを護衛する任務が言い渡されます。 ただのマラソンじゃなくて、相手チームが雇った忍者のひどい妨害工作を受けるんですね。 ここでもナルトの螺旋丸は威力を発揮。 見事任務を遂行しますがサスケはどんどん強くなっていくナルトに脅威を感じ始めます。アカデミー時代はサスケが一番、ナルトがドベだったのに。 もっと強くなりたい。この想いはまるでダースベーダのようです。次第に闇の力に魅力を感じ始めたサスケ。 ナルトもサクラも、まだそのことには気づいていませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アニメのはなし] カテゴリの最新記事
|
|