テーマ:社交ダンス(8311)
カテゴリ:アニメのはなし
かーらていちだい、ちかったひからー
いーのちもすてた、なーもいらぬ♪ 大将がカラオケで熱唱するんですよ。 『牛と戦ったりするんだよ。』 子供のころ見てたらしいんです。 格闘技好きの私は知りませんでした。 千葉真一の弟子を目指していた自分としては見とくべきだったかもしれませんね。 1970年代のアニメ全47話、もう格闘家目指してませんけど全部見ました。 空手家・大山倍達の半生を描いた伝記的作品だそうです。 飛鳥拳は特攻兵でした。 多くの仲間を失い、明日は我が身というところで終戦を迎えます。 戦争の爪痕が大きく残る街で持ち前の空手の腕を活かし用心棒になったりもしました。 しかし正義なき力に疑問を感じ空手を極めるため山にこもります。 一撃必殺の超人を目指し修行を重ねた飛鳥にとって、空手界の寸止めによる試合には疑問を感じずにいられませんでした。 アニメの途中に、空手チョップで瓦割りや板割りの実写が入るんです。 これは少年少女にインパクトあったでしょうね。 素手でビール瓶の首を切り落としたり、厚い氷割ったり、指だけで逆立ちしたり。 あんなのホントに当たったら、確かに一撃必殺でしょう。ホー、恐。 さて戦後初の空手道選手権で優勝し、強すぎて相手のいない飛鳥は猛牛と対決します。 映画にもなったそうで『牛殺しの空手家』と有名になりますが、空手界からは邪道としてつまはじきにされ、ヒグマとの対決には警察が乱入。 唯一の弟子だった有明省吾は、師である飛鳥がイカサマ呼ばわりされているのに耐えられず若さ故の暴挙に出て自滅してしまいます。 様々なエピソードは続きますが、基本的に飛鳥は実に潔い感じで、いわれなく憎んでいた人も彼の真っすぐな性格を知ると味方になって行くんですね。 テニスとか卓球とかでも、ここ一番で出すかけ声って人によって様々で面白いですね。 ダンスの試合でも気合い一発入れたいときに声だして踊る方いらっしゃいますが、彼の場合は『チェストー!』なんです。 ブルース・リーの『アチョー!』みたいなもんでしょうね。 飛鳥は柔道の遠藤と共にアメリカに渡ります。 より強い相手を求めてプロレスラーやボクサーたちと戦いながら興行を続け、無敗の記録を伸ばして行きます。 まだ戦争の記憶が生々しく、『パールハーバー』を叫ぶ観客も多い時代に、よくアメリカに渡ったもんだと感心しました。 マフィアに狙われたり、FBIの格闘指導をしたり、様々な経験を積んで更に大きくなって行くんですね。力道山のコーチもしてましたよ。 世界中を回っていろんな格闘技と対決するんですが、ただ一度、太極拳の老師にだけは負けるんです。 『全ては円であり、球である。』 空手の直線的な動きとパワーは最小の動きによってかわされてしまいます。 負けた事によってまた一回り大きく成長した感がありました。 出て来る人が『巨人の星』とかぶるんですよ。 きれいな女性はみんな飛雄馬のお姉さんみたいだし。同じ梶原 一騎さんの作品だからしょうがないんでしょうね。 ちのあせながせ、なみだをふくな ゆけゆけ ひゅうま どんとゆけ 歌も途中から『巨人の星』と混ざったりして。 空手バカ一代のオープニングテーマ曲歌ってるのは、『およげたいやきくん』の子門 真人さんです。 空手バカ一代 opお気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/02/17 09:05:01 PM
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