テーマ:社交ダンス(8310)
カテゴリ:アニメのはなし
ダンス競技の世界に勝った負けたはつきものなんですが、つい陥りがちな弱い心を正してくれる力があるのがスポーツアニメです。
スラムダンクといい、これといい、実に名セリフが多いですね。 春高バレーで盛り上がっている大将を尻目に、私はバスケワールドにどっぷりはまってTVアニメ25話一気に見てしまいました。 「勝ちたい」とは考えます けど 「勝てるかどうか」とは考えたことないです 黒子(くろこ)テツヤ君、高校1年生。影の薄い子なんです。でも言うことはしっかりしてます。 中学はバスケ部員100人を超える帝光中学校にいました。 10年に一度といわれる逸材が5人そろった『奇跡の世代』にあって、その5人から一目置かれていた幻の6人目、それが黒子だったんです。 彼は背も高くないし,身体能力的にもこれといって取り柄のないキャラでしたが、他の選手を活かすパスのエキスパートだったんですね。 高校になって5人の天才はみんな別々の学校に進学。 インターハイ予選で相見えることになります。 黒子が入った誠凛高校(せいりん)には、アメリカ帰りの火神大我(かがみ たいが)がいました。 この男、まだ未完成のものすごい潜在能力を持ってるみたい。 新設校なので3年生がいません。 バスケ部も出来たばかりで、監督はなんと高2の女子、相田リコ。 『もしドラ』の川島みなみみたいな、とっても頭のいい女の子です。 父親がスポーツトレーナーなので子供のころから多くのスポーツ選手を目にしていて、筋肉のつき方を見ただけで身体能力や伸びしろ、弱点なんかを判断できるんです。 もちろん弱点を補うトレーニングメニューも作れます。 インターハイ予選にはいろんなタイプの対戦相手が出て来るんですが、中でも特に古武術を応用したスタイルで40分間疲れ知らずで動き回れる正邦高校が印象に残りました。 誠凛バスケ部は去年この学校にボロ負けしているので、DVDデッキ一つお釈迦にするくらいこのチームの動きを研究したんですね。 野球でもさよなら逆転ホームランなんていうのが一番劇的な幕切れですが、バスケの場合は、試合終了のホイッスルと同時に投げられたシュートがバスケットに吸い込まれて逆転て言うのがそれに匹敵します。 それで破れた正邦高校。 強い方が勝つんじゃねぇ。 勝った方が強いんだ。 あいつらのほうが強かった、それだけだ。 このセリフどっかで聞いた気がしてたんです。 調べてみたら1974年のサッカーワールドカップで、誰もがオランダ優勝を唱える中、実際に優勝したのは西ドイツ。 そのときチームを率いていたベッケンバウワーが、『強いものが勝つんじゃない。勝ったものが強いんだ。』と言い放ったそうです。カッコいいですね。 練習試合とか他校との対戦成績をみればだいたい試合をする前にどちら勝つのか分かります。 ダンスの試合でも、エントリー表がネットで公表されるや否やチェックして、『Aさんも出てるしBさんも出てる。次の試合、自分は決勝は無理だな。』なんて考えたことありませんか? そんなあなたに黒子君のこの名言。 過去の結果でできるのは予想までです 勝負はやってみなければわからないと思います そしてちょっと口が悪いけど火神君もいいこと言ってます。 やっぱ人生は挑戦してなんぼじゃ。 強い奴がいねーと生き甲斐になんねぇだろう。 勝てねえぐらいが丁度良い。 バスケは5人の個人的な力だけではなく、チーム力も勝敗に作用します。 これはダンスも同じ。 一人一人の技の切れだけではなく、二人で作るアートに対して評価がつくものです。 どうあがいても勝てそうもない相手が同じフロアにいたとしても、不屈の精神は持ち続けたいですね。 黒子君もこう言ってました。 まだ終わってません・・・ 可能性がゼロになるとすれば それは諦めた時です どんなに無意味と思われても 自分からゼロにするのだけは嫌なんです だから諦めるのだけは 絶対嫌だ! 原作は藤巻忠俊先生が『週刊少年ジャンプ』(集英社)に2009年2号より連載中。 スラムダンクの湘北高校とも対戦させてみたい気がしますね。 公式サイトはこちらです。アニメの続きも制作されている様子。 黒子のバスケお気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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