テーマ:社交ダンス(8314)
カテゴリ:アニメのはなし
何とも不思議な物語りでした。
タイトルからして不気味です。 根拠のない思い込みのことを妄想といいますが、それを具現化してくれる誰かが現れたら? 事の起こりはある通り魔事件でした。 人気マスコットキャラ『マロミ』のデザイナー月子が、金色のローラーブレードを履いて折れ曲がった金属バットを持った小学生に襲われます。 警察では聞き込み情報などから月子の狂言じゃないかと疑っていました。 しかしさらに第二第三の被害者が現れ、この謎の連続事件の犯人は『少年バット』と名付けられます。 被害者には全く共通性がありませんでした。 追いつめられてストレスから逃れたい状況下に置かれているという以外は。 第一被害者の月子は、次回作を期待される中『マロミ』を越えるアイデアが湧きません。 第二被害者のルポライターは交通事故を起こして相手の入院費の支払いに行き詰まっています。 さらに、いじめにあっている小学生、二重人格に悩む若い女性、暴力団からの圧力で悪に手を染めてしまった警官と被害者は続きます。 少年バットとは何者なのか。 全部で13話なんですが、サイドストーリー的な第8話が特に印象に残っています。 少年バットも逃げ出す集団自殺志願者三人組の話しでした。 第10話のアニメ制作現場の混乱状況が垣間みられるストーリーも面白かったですね。 あーいーや、らいよら 空に見事なキノコの雲 OP歌もなんか原爆をイメージさせて不気味。少年バットの被害者が順番に笑いながら登場するんです。背景にはとても笑えないような状況が...。 道に長い意味不明な数式を書き続ける老人も不気味でした。 イコール(=)のあとに予言的な答えが記されるんです。 千と千尋の神隠しに出てくる顔なしのシーンを思い起こさせる場面もありました。 妄想代理人は、マッドハウス製作の今敏監督によるアニメ作品。 以前ご紹介した『東京ゴッドファーザーズ』や『パプリカ』の監督ですから面白くない訳ありません。 サイトもえらく凝っている。 こちらからどうぞ。 妄想代理人お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/02/17 09:02:09 PM
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