テーマ:社交ダンス(8314)
カテゴリ:映画のはなし
ミュージシャンの伝記的映画は数々あれど、ビーチ・ボーイズは見たことなかったです。
デビューしたのは1961年。 メンバーは弟たちや従兄弟そして高校の同級生です。 夏・海・サーフィン・カリフォルニア・車。 そこに美しいコーラスを加えるとこのバンドしかいませんよね。 私が最初に彼らの音楽に触れて衝撃を受けたのは80年代でした。 プラネタリウムでレーザー光線とのコラボレーション・ショーをやっていて、そのとき使われていたのがビーチ・ボーイズの『グッド・バイブレーション』だったんです。 レーザー光線の作り出す色とりどりの図形が宇宙を舞って、曲に使われていた不可思議な音色と凄くマッチしていたんですね。 誰の曲だろうと気になって、帰り際にプラネタリウムの解説された方に聞きました。 この曲、今聞いてもアレンジが斬新ですごく面白いです。 前置きが長くなりましたが、この映画はビーチ・ボーイズの中心的人物ブライアン・ウィルソンの半生を描いています。 厳しい父親のマネージメントで売れる曲を作っていた初期。 父親の枠から逃れて独創的な才能を現していく中期。 そして売り上げが伸びず精神を病んで行く後期。 彼は天才なんでしょうね。 有名アーチストと数多くの仕事をした経験のあるスタジオミュージシャンたちは、口々にブライアン・ウィルソンの才能を誉め称えます。 でも大衆が求めていたのは凝った音楽ではなく、カリフォルニアの明るい海に似合うビーチボーイ&ガールの歌だったんですね。 仲間と喧嘩するシーンもありました。 『おまえはモーツァルトのつもりか!』 好きな音楽を職業にすると売れる曲作りをしなくてはいけないので、時代のずっと先を行くアーチストには厳しいでしょうね。 彼は今まで誰も使ったことのない音を探し求めていたんでしょうか。 あるいは、モーツァルトのように頭の中で鳴り響く音をそのまま再現したのかもしれません。 心を病んで外に出なくなった彼の担当医師がさらに病気を悪化させた気がします。 彼の救いとなった女性メリンダは、『カリフォルニア・ガール』をそのまま大人にしたような金髪美人でしたね。 このブログでは映画『カクテル』のサントラ曲しかご紹介していませんが、大好きな曲はたくさんあります。 ダンス音楽にアレンジされてるのは聞いたことないように思うんですが、なにかありましたでしょうか。ジャイブ踊れそうな曲は多いですけどね。 『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』はビル・ポーラッド監督による2015年のアメリカ映画。 個人的にはすごく気に入った映画でした。公式サイトはこちらです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/11/21 08:21:12 AM
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