テーマ:社交ダンス(8390)
カテゴリ:アニメのはなし
森に捨てられたピアノをおもちゃがわりに遊んでいた少年が、才能を見出されて成長していく様子を描いた物語です。
講談社のモーニングに連載されていた時から大好きな漫画でした。 今日ご紹介するのは主人公たちが小学校時代のエピソードを映画化したものです。 雨宮修平は父親がピアニストという音楽一家に生まれた少年でした。 彼自身もピアノの道に進むべく英才教育され、小さな頃からコンクールでは負け知らず。 東京から転校してやってきた新しい学校では、クラスの悪ガキ達にさっそく肝試しという洗礼を受けます。 森にあるお化けピアノを弾いてこいというもの。 誰が弾いても音を出したことがないピアノ。 なぜその森にあって時々音が聞こえるのか、みんなはお化けの仕業だとうわさしていました。 同じクラスの一ノ瀬海(いちのせ かい)が、雨宮のピンチを救い一緒に森へ行くことにします。 実はそのピアノは海の子供の頃からのおもちゃだったんです。 森の奥深く、ピアノは木々をすり抜ける光を受けて輝いていました。 雨宮が弾こうとしても全く音がでません。 ところが海が鍵盤に触れると嘘のように美しい音を奏でるんです。 そのピアノはかつて名ピアニストだった阿字野 壮介の特注品でした。 交通事故で左手を負傷して小学校で音楽教師をしている阿字野先生は、もうピアニストとしては生きていけないのでピアノを売り飛ばし、めぐりめぐってその森に捨てられていたんです。 海は金銭的にギリギリの家庭環境だったのでピアノを習ったこともなく譜面も読めませんでした。 でも、一度聞いたらすぐに弾けるという天賦の才能があったんですね。 雨宮と海は友達になります。 雨宮だけが海の底知れない才能に気づいていました。 そしてピアノへの情熱をすっかり手放していた阿字野先生を再びピアノに向かわせ、海をコンクールに出すべく特別レッスンを授けてくれることになります。 この映画はほんの序章で、一ノ瀬海が世界に羽ばたく前のサナギ状態で終わっています。 でも面白い映画でした。 ピアノの音が深く美しいです。 素晴らしすぎて鳥肌が立ちました。 ピアノの森 アラベスク第1番 2018年4月からテレビアニメをNHKで放送することになっているようです。 すごく楽しみ。 予告編はこちらです。 ピアノの森 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/02/19 06:08:21 PM
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