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2018/12/22
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テーマ:社交ダンス(8377)
カテゴリ:アートのはなし
クリスマスはキリストの誕生日というのが通説だと思いますが、実は本当の誕生日は不明なのだそうです。

毎週楽しみに見ている『アート・ステージ 画家たちの美の饗宴』と言う番組で美術監修を務める藤ひさしさんが語られていたのを聞いてビックリ。

いったいどうして全世界的にこの日が祝われるようになったんでしょうか。


「キリストの降誕」(バロッチ 1593年頃)プラド美術館蔵



諸説あるらしいのですが、4世紀頃に決まったそうです。

キリストを太陽のように崇めていた皆さんが、冬至の翌日から日が長くなり始めることをキリストの生誕と結びつけたようなんです。

冬至といえば今日です。

街はすでにクリスマスムード一色なので今日がクリスマスでも違和感ないですけどね。


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さて、せっかくなのでこの番組で今日紹介されていた絵をご紹介しましょう。

テーマは『絵画で見るクリスマス物語』でした。

キリスト教関連の絵は多いので選ぶの大変だっただろうと思います。


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冒頭の絵を描いたフェデリコ・ベロッチは当時イタリアで最も人気のあった画家の一人だそうです。

彼の才能を妬んだ者によってサラダに毒を盛られたという、恐ろしい時代ですね。

家畜小屋の入り口で赤子を指差し誰かを招き入れようとしているのはヨゼフで、ピンク色のドレスを着て中央に立つのがマリアです。

招き入れようとしていたのは誰なのか、次の絵でわかります。


「羊飼の礼拝」(ムリーリョ 1650-1655年)プラド美術館蔵



ベツレヘムの羊飼いたちが今夜聖人が生まれたという噂を聞いてやってきます。

旅の途中だったヨゼフとマリアはこの日の宿が見つからずにやむなく家畜小屋で一夜を明かすことになったんですが、そこでキリストが生まれたそうですね。

冬の家畜小屋での出産なんてものすごく大変だったんじゃないでしょうか。


「聖夜」(コレッジオ 1522-1530年)ドレスデン絵画館蔵



天使たちに見守られて、その光り輝く姿にみんな感動してます。

中東ですから冬でも寒くないんでしょうね。

この絵は西洋絵画史上最も早い時期に描かれた夜の風景だったので、イタリア語で夜を意味する『ラ・ノッテ』とも呼ばれているそうです。

聖人誕生のニュースをよく思わなかった人もいたようです。


「幼児虐殺」(ルーベンス 1611-1612年)アート・ギャラリー・オブ・オンタリオ蔵



新約聖書のマタイによる福音書にあるエピソード。

新しい王(イエス・キリスト)が生まれたと聞いて自分の地位が危うくなると思ったユダヤのヘロデ大王が、ベツレヘムで2歳以下の男児を全員殺させたという怖い事件を巨匠ルーベンスが描いています。


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キリスト誕生にまつわる様々なエピソードもビックリですが、それよりもなによりもキリストの誕生日が冬至だったとしたら、日本ではチキンじゃなくてカボチャが食卓に並んでいたんでしょうかね。

そっちが一番ビックリでした。


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Last updated  2018/12/23 10:26:28 AM
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