テーマ:社交ダンス(8316)
カテゴリ:アニメのはなし
昔々、隣り合う仲の悪い国がありました。
商業で栄えた金の国アルハミトと、豊かな自然に恵まれている水の国バイカリ。 長い戦争を経てついに両国の間には高い壁が築かれました。 金の国ラスタバンニ世の統治時代に一時的に国交が正常化します。 友好の証としてアルハミトは国一番の美しい娘をバイカリに嫁にやり、バイカリは国で一番賢い若者をアルハミトに婿にやるという条約を結びました。 アルハミトの辺境に住む第93王女サーラは、おっとりした引っ込み思案のお姫様です。 父であるラスタバン三世に命じられて、バイカリ国の婿を迎えることになります。 しかし、送られてきたのは子犬でした。 父親のラスタバン三世に知れたらまた戦争になってしまう。 サーラは犬にルクマンと名付けて、このことは秘密にすることにしました。 バイカリの国境近くに住む家族思いの貧しい建築士ナランバヤルは、送られてくるアルハミトの美女を娶るようにと族長から命じられます。 しかし、送られてきたのは子猫でした。 両国の平和のために嫁が猫だったことは秘密にして、オドンチメグ(星の輝き)と名付けて飼う事にします。 ところが困ったことが起こるんです。 サーラは長姉であるレオポルディーネに、バイカリの賢い婿殿に会いたいから王宮に連れてくるようにと言われます。 皇女たちは父王ラスタバン三世と対立していて、俳優上がりのイケメン左大臣サラディーンを愛人として囲っていました。 悩みながら散歩していると、ルクマンが走って壁の穴を抜け、バイカリ側の森に逃げてしまうんです。 追っていったサーラは、偶然オドンチメグを連れたナランバヤルと出会います。 穴に落ちていたルクマンを助けてくれたナランバヤルに、サーラは身分を明かして王宮に行く時だけ婿のふりをしてくれないかと頼みます。 ナランバヤルは大らかでお調子者ですが、優秀な建築士なんですね。 王宮に行っても王女たちの出す無理難題を卒なくこなし立派に婿の役を演じ切りました。 それだけではなく、金の国の水不足と水の国の資金不足を解消するいい解決策を思いつき、お飾りだった左大臣と意気投合して両国の明るい未来像を提案するんです。 大事業に乗り出したナランバヤルの留守中に、預かっていたオドンチメグが行方不明になって、サーラは意を決してナランバヤルの実家を訪ねていきました。 そこへ族長が、アルハミトの美女を見にやってくるんです。 ナランバヤルの父親に懇願されて嫁のふりをする事になったポッチャリなサーラ。 どう見ても美女とは言えない彼女を見て、みんなあっけに取られます。 戦争を推奨する右大臣ピリパッパと国王派は、バイカリを敵対視していますのでナランバヤルを暗殺しようとしてきます。 バイカリの族長と酒を酌み交わしたサーラもスパイ扱いされ、二人は命の危機に。 王女派にライララという名の用心棒がいるんです。目しか出てない女性なんですが強いんですよ。 『金の国 水の国』は2023年に公開された映画です。 2017年「このマンガがすごい!」で第1位を獲得した岩本ナオの同名コミックを原作としたアニメ。 ポッチャリ系サーラに親近感湧くし、すごくいい話で、なんと3回も見てしまいました。 二人の平和への願いとか、思いやりとか、自己犠牲とか、いろんな事に心が洗われます。 とってもお勧めです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/03/14 07:19:04 PM
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