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1月に行った時に出展されていなかった作品を中心に見て廻り
ました。 ![]() まず、「ギョッとする江戸の絵画」でも紹介されていた、狩野山 雪の「寒山拾得図」。何という不気味さ。グロテスクさ。にんま りとタレ目。寒山の経典を持つ親指の爪が鳥のくちばしのよう に長く伸びているのが、いっそう不気味。また、その肩にかか った拾得の手はまるで爬虫類のよう。それでも、ググッと惹か れてしまうのは、奇想の画家中毒症状なのでしょう。 ![]() そして、曽我蕭白の「柳下鬼女図屏風」。女性にツノが生え顔が 変貌する瞬間を描いたもの。顔の一部がこすれて、剥落してい るので、顔の様子がどのように変貌していくのかが、今ひとつ 分かりづらいのですが、よく見ると恐ろしさではなく、滑稽な 顔にも見えて来ます。風が吹くように光が差し込んで、闇の中 に薄い赤色の着物の裾が浮かび上がっているのが、不思議な感 覚です。 甲斐庄楠音の「花札と女」は、丸顔の健康的な女性像。ちょっ と彼のイメージに合いません。それでも、長い黒髪に艶かしさ を感じます。 蘆雪の「美人図」。扇子を口に当てて微笑む女性像。応挙の影響 を誠実に感じられる「真面目な」作品。私は、この類の蘆雪の 作品では、静岡県立美術館にある「大原女図」がいちばん好き です。 自宅に帰って気づいたのですが、蘆雪の「岩上猿・唐子遊図屏 風」を見落としてしまいました。どこにあったのでしょうか。 悔しいです。 [アート]カテゴリの最新記事
こんばんは。私も一番のお目当て芦雪の“岩上猿・唐子遊図”が展示してないのであせりました。リストに“都合により展示されなくなりました”の注意書きを見つけ、どっと疲れがでました。
この絵をひたすら待ってたのになんという事態!こんなの森美の失態ですね。この美術館はいつも観客本位ではないのでいやになります。(2007年04月22日 20時43分30秒)
久しぶりに、一村雨さんの、独壇場ににんまりとしました。
毎日見られなくなったのが残念ですが、楽しみにしています。 私は、色々な美術雑誌や、美術新聞を購読していますが、通り一遍の解説ですので少しも面白くありませんのが、一村雨さんの感想は素直でとても面白いです。 これからもよろしく。。。。。(2007年04月22日 23時47分17秒)
こんばんは。お久しぶりです。
お疲れじゃありませんか? 火曜日に母と行ってきました。 火災事故があって、持ち主の方の不安が芦雪の絵を引っ込めてしまったのではないでしょうか? でも、簫白鬼女や、甲斐庄の怪しい花札と女など、嬉しい対面もできました。 奇想画家好きには、たまらないラインアップでしたね。 (2007年04月29日 22時53分50秒)
甲斐庄の作品は、前回に比べて、まん丸に太って、
血色も良くちょっと健康的だった感じもします。 もっと、妖しい感じが好きなんですが。 私も蕭白の鬼女、見ることができて、嬉しかったです。(2007年05月01日 06時34分54秒)
こんばんは。TBをありがとうございました。
「岩上猿・唐子遊図屏風」の件は残念ですよね。 あべまつさんの仰るようにエレベーター関連の問題かもしれません。 私も目当てにしていただけにガックリしてしまいました。 奇想系の画家を「笑う」というのも変な感じがしましたが、 まずは江戸絵画の魅力に浸れる展覧会だったと思います。 変身する瞬間の姿を描いた絵など、世界を探してもそうないでしょうね。(2007年05月03日 23時56分47秒) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |