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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2007年10月28日
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カテゴリ:アート
風俗三十二相 うるささう.jpg

今回の常設展。2階の浮世絵コーナー。やはり、ぐっと惹かれ
るのは、鈴木春信。ここのところ、春信の描くところの取り澄
ました顔の女性が愛らしく思えてたまらない。今回の展示は、
「見立反魂香」。遊女が焚くお香の煙の中に、いとしい男が現れ
ているという絵(だと思う)。

歌麿の肉筆画の「立姿美人図」は、千葉市立美術館にある「納
涼美人図」と雰囲気が似ている。

1階の近代美術のコーナーでは、月岡芳年の「風俗三十二相」
のうち12枚を眺めることができる。

こちらは、江戸から明治の女性像を描いたもの。明治の版画な
ので明るく華やかな色彩。顔の表情としては、英泉、国貞の流
れだろう。このあたりの女性像は、あくの強い顔立ちに思え、
あまり好みではないのだが、反面、どうも気になって仕方がな
いという矛盾した感情にさいなまれる。

この芳年の絵の艶かしさに釘付けであり。もちろん、色の乗り
方、彫りの細やかさ、摺りの技法の見事さなども十二分に堪能
した。(あべまつさんのブログに写真があるので、ご覧ください)





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最終更新日  2007年10月28日 19時49分25秒
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