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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2007年11月24日
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カテゴリ:アート
信濃町から外苑のいちょう並木を通って青山へ。イチョウは、
まだ色づいていなくて、今ひとつだったが、絵画館前はいちょ
う祭りで賑わっていた。

いちょう並木の先を左に折れるとすぐにこの美術館がある。昨
年、行ったときは日曜日にもかかわらず、ガラガラだったが、
今日は、けっこうな人出。ビデオルームも人がいっぱい。どう
やら、この美術館もずいぶん知られてきたようだ。

今回の特別展示は印象派展で、ルノアール、モネ、ドガなどの
絵が数点ずつ並んでいて、そこそこの味わい。モネの「ルーア
ン大聖堂」のほとんど形の分からない白い画面や、ルノアール
の「ニニの肖像」は、フィラデルフィア展の「ルグラン嬢の肖
像」のテイストを感じさせる

テーマ展示では、素朴派のカミーユ=ボンボワの作品が展示さ
れていた。展示されていたのは、あのムチムチとした肉体をも
つ女性像ではなく、びっしりと木々の葉の細部まで描いた風景
画がほとんど。それらの光をドラマティックに利用した演出効
果満点の絵に感激した。

常設展の作品の中で、今回、目を引いたのはシャガールの「酒
呑み」。初期のシャガールのキュビズムっぽい作品のひとつ。「酔
って頭を失う」という意味の言葉をそのまま描いたものだそう
だ。今年、千葉市立美術館のシャガール展で見た「世界の外へ
どこへでも」も頭が飛んでいた絵だったが、このブラックな世
界感に笑ってしまう。

酒飲み.jpg





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最終更新日  2007年11月24日 23時32分18秒
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