1891991 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2007年12月02日
XML
カテゴリ:アート
鳥獣戯画.jpg

日曜日、静かなオープン前のミッドタウンでも、サントリー美
術館の前だけは、すでに何十人もの人が並んでいる。今さらな
がら、この国宝の絵巻物の人気を実感する。前に並んでいるご
婦人たちは、この絵巻物がどんなものかも理解していない御様
子。おいおいと声をかけたくなる。

さて、甲巻。見慣れていると思っていても、気づかなかったこ
とがたくさんある。例えばウサギとカエルの相撲の部分、カエ
ルがしっかりとウサギの耳をかじっているのだ。また、猫もい
るし鳥もいる。

後期でいちばん楽しみだったのが、乙巻だ。一角獣、キリン、
獅子、龍、獏など想像上の動物のオンパレード。獅子なんぞは
迫力満点なのだが、毛づくろいする姿もどこか可愛い。

丙巻は、前期に見た人間たちの遊ぶ姿から一転して、これもま
た甲巻同様、猿やカエルたちの遊ぶ姿となる。

丁巻。最後に描かれているラフなスケッチの生き物。絵を見て
いるときには何だか分からなかったのだが、解説を読むと牛車
の牛だということが分かって、疑問解決。

これで、前期後期に渡って、鳥獣人物戯画の前場面を見ること
ができたという満足感で胸がいっぱい。

帰りにサントリー美術館で発行している鼠草子絵巻の絵本を買
おうと思ったらすでに売れ切れていたのが残念だった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年12月03日 23時35分23秒
コメント(10) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.