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特別展ではなく、ブリジストン美術館の常設展であるが、
毎回、配置を変えながら工夫を凝らしている。 西洋美術館やこちらに来るとおなじみの絵と出合える喜びと、 新たな発見があってうれしい。 ![]() 今回、こちらで一番惹かれた絵は、先だって亡くなられた 白髪一雄の「観音普陀落浄土」である。この画家のスタイルは 天井に吊るされたロープにぶら下がって、足で絵の具を伸ば していく。あちこちの美術館にその作品があって、力強い 絵の具の筆致(足致)や指の跡に驚かされる。この「観音普 陀落浄土」は、すべてを焼き尽くす煉獄の炎のような「赤」を 背景に、中心には、瀧のようにも見える「青と白」の流れ。 この青と白の絵の具の混じり具合が非常に美しい。筆では 決して描けないだろうグラデーション。力強い絵の具の盛り 上がりの迫力。 真ん中の瀧は、那智滝を表しているのか。あるいは浄土へ 続く道「白道」のようにも見える。仏教的なタイトルと抽象 絵画、なにやら胸がワクワクするとともに敬虔な気持ちにも させられる。調べてみると白髪一雄は、お坊さんでもあった ようだ。 同じ部屋にあったエミリー・カーム・ウンワリイの作品2点。 先般、国立新美術館での展覧会で知ったばかりの画家。これ までは、素通りで頭にも入っていなかったのだが、どんな 人物かを知ると俄然、興味が増す。 もうひとつザオ・ウーキーの「07.06.85」。ザオ・ ウーキーのブルーはなんともいえない深みがあって、美しい。 じっと心に染み入る。 抽象絵画のことしか書かなかったが、タイトルのとおり印象派 から抽象絵画まで、それぞれの部屋でいろいろ心に引っかかる 作品があり、本当に気楽な散歩を楽しんでいるような展覧会 であった。 [アート]カテゴリの最新記事
こんばんは。
抽象画はなんだかよくわからないものが多くて苦手ですが、白髪一雄の作品はそういうのとは別にインパクトがありますね。足で描いているのをテレビで見た記憶があります。 ここのコレクションは幅広いですね。(2008年08月29日 23時54分35秒)
「観音普陀落浄土」、確かに凄まじい迫力がありそうですね!
こんな制作方法は初めて知りました。 ザオ・ウーキーにも久々に会いに行こうかなあ・・ (2008年09月03日 15時46分57秒)
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