1891977 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2008年09月21日
XML
カテゴリ:アート
もうすでに何人かのブロガーさんは出かけられているが、ようやく私も見に行く時間が出来た。


開館時間の10時半前にはすでに10人ほど並んでい
たが、はじめて来られた方が多いようで、畳に上って
肉筆画を眺めているので、こちらはさっそく、春信の
コーナーへ移動。どの作品もじっくり眺めることがで
きたが、11時半を廻ると結構な混雑となっていた。

さて、後期の春信もステキな発色。「洗濯」の物干し棹
に挿された洗濯物はきれいな空摺りになっており、ふ
わふわっとした感触が伝わる。

「五常 信」は、琵琶湖の月を見る紫式部。絵の背景
が分かってくると楽しい。二階では王立図書館蔵の春
信も楽しめる。(柿本人麻呂)

2階で興味深かったのは、勝川春潮の大判5枚続き「藤
棚下扁額奉納行列」。一枚にざっと10人づつ、合計
50人あまりの行列。所狭しと美人が並ぶ。(男もいるが)
鳥居清長ばりの迫力。

鳥文斎栄之の「浮世源氏八景 浮舟暮雪 橋姫夕照」
の2枚続きもいい。栄之の上品な美人画を楽しめる。

鳥居清長の息子の清政の「江戸紫娘道成寺 岩井半四
郎」も黄色い烏帽子が美しい。豊かな頬をした顔が印
象的。清長伜と落款が入っているのも面白い。

百ものがたり.jpg

国芳の金魚づくし。前期に続いて見応えあり。「百もの
がたり」の猫に睨まれた金魚たち。勇ましく戦おうと
する姿がほほえましい。

国芳もう一枚。「東都名所かすみが関」。東博でも見た
ことがあるが、この絵は大好きである。坂のてっぺん
で向こうから来る人とこちらから行く人が行き交う。
スコーンと抜けた青空がさわやか。

駿河薩タ之海上.jpg

広重の「富士三十六景 駿河薩タ之海上」も好きな一
枚。三保の松原が舞台。北斎の「神奈川沖浪裏」への
オマージュだろうか。

次回の京都高島屋はムリとしても、来年の日本橋高島
屋が楽しみ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年09月21日 21時39分37秒
コメント(10) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.