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「衣裳から絵画へ 美の競演」というサブタイトル。
衣裳、衣裳図案下絵、日本洋画、西洋絵画などのコ ーナーに分かれている。 着物では、江戸末期の「蓬莱山松竹梅文様振袖」が よかった。まるで、絢爛豪華な一枚の絵を眺めてい るようであった。その細かさには目を見張った。中 に、明るい青色で、瀧や波が描かれているのだが、 これはベロ藍が使われているとのこと。蓬莱山の亀 の尾の金糸の刺繍がみごと。 日本洋画のコーナーも名品揃い。和田英作の「彦根 内海」がいい。遠景の紫色の山々、近景の緑の草地。 画面全体に清々しい空気が溢れている。 椿貞雄の「泰山木」。泰山木の大きな白い花が一輪、 花瓶にささっている。ぽんぽんと広がった一枚一枚 の白い花びらに中央のシベが官能的でもある。決し て派手ではないが、絵画に封印された妖艶さが感じ られるようだ。 香月泰男の「ラス・パルマス」。香月の絵にしては、 非常にカラフル。スペインの闘牛場で、黒牛が刀を 刺され、血を流しながら直立している場面。こうい う明るい香月の作品もよい。 小磯良平の「横向裸婦」。最初は水彩画かと思った。 あっさりと薄く描かれた裸婦像。美しい少女だが、 お腹がぽっちゃりしすぎているなぁと思った。 西洋絵画では、ヴラマンクの「冬景色」。ここのとこ ろ、ヴラマンクの絵も見る機会が多い。とにかくこ の頃のヴラマンクの雪の絵は迫力十分。解説による と、ヴラマンクはスピード狂であったとのこと。納得。 ![]() この展覧会のメイン。日本に一枚しかないという ボッティチェリの絵。「美しきシモネッタ」は確かに 美しい。巻き毛がステキだ。ただよく見ると典型的 なイタリア女性。あごがとがって膨らんでいる。顔 全体が角ばっている。私としては先の小磯の裸婦の 方が好きだ。 コローの「ヴィル・ダヴレーのあずまや」は、夏のコ ロー展で見た時の印象が強く残っている。 丸紅って、これだけの作品がありながら、自前の美 術館を持たずに、あちこちに作品を貸して儲けてい るのだろうね。 [アート]カテゴリの最新記事
これ、雑誌でよくみますねー(2008年11月29日 21時49分13秒)
何年か前に見た時は、
日本にボッチチェリの作品があることに驚きました。 ただ、工房の作品のなので、どこまでが彼の筆になるのか、 池上先生にお伺いしたいですね。(2008年11月29日 23時14分10秒)
こんばんは。
2001年に高島屋で開かれた「丸紅展」↓の図録を見たら、今回とほとんど同じような展示なので、今回はパスしようかなと思っています。 http://cardiacsurgery.hp.infoseek.co.jp/Children3.htm #Marubeni(2008年11月30日 21時42分26秒)
>お腹がぽっちゃりしすぎているなぁと思った。
私も気になりました、お腹 (笑) 小磯良平の裸婦って、みんなお腹ぽっちゃりですよね ~ 小磯好み ? ^^ このヴラマンクの冬景色、いいなあ~って思いました。 (2008年12月22日 01時05分33秒)
こんにちは。そういえばブラマンクの回顧展もこの損保でしたね。どれも同じようなという声も聞こえてきそうですが、私もブラマンクが大好きです。今年たくさん拝見出来たのは本当に良かったなと思いました。
>作品を貸して儲けて どうなのでしょうね。自前の美術館があっても何ら遜色のないコレクションではありますが…。(2008年12月29日 10時24分18秒) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |