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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2009年03月22日
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カテゴリ:アート

弥生美術館から東大を突っ切り、文京ふるさと
歴史館へ向かう。遊行さんが「ハズレがない。」と
おっしゃっておられた展覧会。

午前中の雨はどこへやら。暖かい日差しで気温が
ぐんぐん上がっている。花粉が飛んで、目は痒くて
たまらないし、鼻はぐちゃぐちゃになって、最悪の
体調となる。

確かこっちだったと思い、菊坂をどんどん下って
行ったら、また言問通りに戻ってしまった。あわ
てて引き返し、炭団坂の階段を上り、無事到着。

こちらに来るのは10数年振り。展示も少々
変わったか。

まず、地下の「蔵出し!文京ゆかりの絵画展」を
眺める。明治時代の菊人形の生首が入口にある。
かなりリアル。松本喜三郎の生人形の顔のようだ。

菊人形って、最近はとんとお目にかからないが、
子どものころは、近くにあった谷津遊園に毎年、
出かけたものだ。ただ、子どもは人形なんか見ても
面白くも何ともなく、ひたすら両親が喜んでいた
だけ。

だから、頭の中では、顔も小菊の花で作られて
いたと勝手に思い込んでいた。だから、改めて、
菊人形って、顔は「菊」ではなく、人形の生首
だったと気がついたのは、数年前に二本松の
菊人形を見た時だった。

江戸絵画。長谷川雪堤の「喜寿の舞図」がある。
これは七福神をイメージして描いたのであろうか。
やんややんやの拍手喝采。楽しい。

抱一の「秋七草之図」。絹は色焼けしているが、
絵の具の色彩は鮮やかに残っている。

siti.jpg

伊藤晴雨の色鮮やかな「八百屋お七」の垂れ幕が
あった。浪曲師か講談師の演題にかけられたもの。
やはり、垂れ幕なので、大雑把な筆致ではあるが、
恋に狂うお七の様子はやはり妖艶。彼がじっくりと
描いたお七の日本画ってあるのだろうか。ぜひとも
見たいものである。

そういえば、今日は、夢二、晴雨とお葉さんの
ように、繋がったなと思う。

ここで、花粉に侵された体調が絶不調となり、
礫川浮世絵美術館には寄らず、帰宅した。





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最終更新日  2009年03月22日 08時25分07秒
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