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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2009年05月20日
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カテゴリ:アート
出張で千葉まで出かけたので、もう一度、浮世絵
展だけ覗いてきた。こちらだけだとわずか200円で
楽しめる。

初日の土曜日に行ったときは、そこそこのお客だ
ったが、平日夕方のためガラガラ。これだけの
作品を独占できるなんて、何と幸せなことか。

さて先日、春信の絵の色の劣化が残念と書いたの
だが、錦絵ではなく、師宣同様の墨摺り絵と思えば、
やはり春信美人。少女のような愛らしさに、やはり
うっとりである。

前回はなぜか見逃してしまったのだが、ガラスケ
ースの中に、歌麿の「青楼絵本年中行事」があった。
吉原の壁にクジャクの絵を描く絵師。これは、
「歌麿 抵抗の美人画」によれば、生涯2枚目の
歌麿の自画像とのこと。

富士川上流雪中.jpg

広重の縦二枚続きの「富士川上流雪中」もよい。
山水画を思わせる深山幽谷にブルーの川が流れる。
この川と遠くに見える滝のグラデーションがすば
らしい。

東海道五十三次の蒲原の色合いも美しい。これは
馬鹿に出来ない。宵闇せまる雪道の様子に郷愁を
そそられる。

菱川師胤.jpg

さて、再び肉筆画も紹介したいのだが、菱川師胤の
「中村竹三郎・三浦小紫図」は、絶対にお勧め。
特に懐月堂派風の表現に近い構図だが、着物の
文様の色鮮やかさと精緻さには思わず目を見張る。
この写真では、よく分からないので、ぜひ双眼鏡か
単眼鏡を使って、実物をじっくりと見てください。





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最終更新日  2009年05月20日 05時18分46秒
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