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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2009年10月06日
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カテゴリ:アート
根津外観.jpg

根津美術館が全面改築オープンする。(10/7)
昨日、東博のあと内覧会のハシゴをした。表参道から歩く
と、竹を配した和風建築の屋根が見えてくる。外見からは、
さほど大きく感じられない。以前の建物同様、平屋建てか
と思ったら、実は地上2階、地下1階の大きな造りとなっ
ている。

青銅器.jpg

さて、内部は広く明るいオープンスペースを中心に、1階
と2階に暗い展示室を配している。そのため、各展示室に
入ると、異界を覗くような感覚である。やはりサントリー
美術館の雰囲気に似ている。特に2階の青銅器展示室は面
白い雰囲気。中心のガラスケースの中と周囲に展示された
青銅器。表面の饕餮(とうてつ)文の獣面が吠えている
ような錯覚に陥る。

1階の右奥にあった展示室の中の仏像。定慶作の帝釈天は
ほりの深い端正な顔立ちが素敵である。地蔵菩薩は、頭頂
部が膨らんでおり、霊力がありそうな超人的な顔をしてい
る。この展示室も小さなスペースながら圧巻であった。


国宝・那智の瀧図。鎌倉時代の写実画ということだが、残
念ながら暗い色調はどうも印象に残らず。思い出すのは、
実際の那智の滝の鮮烈さだ。先ほど眺めた、東博の小栗
判官絵巻。餓鬼阿弥が生き返ったのも熊野の温泉だし、
今日は少々、熊野詣に縁がある日だ。

吉野龍田.jpg

吉野龍田図。艶やかであり、絢爛豪華な屏風。隙間なく
屏風いっぱいに描かれている右隻の桜に、左隻の紅葉。
熱く盛り上がった薄紅色の桜と真っ赤な紅葉が幻想的でも
ある。

狩野宗信の「桜下麝香猫図」。猫たちの表情がなんとも
いえない面白さ。虎と同じようにジャコウネコも想像で
描いたのかしら。

庭園には素敵なカフェが建っていた。紅葉が始まったら、
散策に来ようと思う。





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最終更新日  2009年10月06日 20時13分13秒
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