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つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

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2009年11月15日
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カテゴリ:アート
真如苑の大日如来像以来、ブームになっている運慶仏。
神奈川・浄楽寺の運慶作の阿弥陀三尊像が出展されたとの
ことで、鶴岡八幡宮まで出かけた。
この仏像は、浄楽寺では、3月3日と10月19日の年
2日しか公開しない。浄楽寺以外での展示は30年ぶり
とのこと。

阿弥陀三尊.jpg

さて、展示会場に入るといきなり、中央に阿弥陀三尊像が
でんと控えている。
運慶の阿弥陀如来像は静岡の願成就院にもある。
(いつでも拝観できる。)こちらのものに比較すると、
金箔もきれいに残っており、かけている部分もなく、保存
状態がよい。
やはり、顔のモチモチとした感覚は運慶仏の特徴なのだろう。
脇侍の観音、勢至菩薩の腰の張り方くびれ方は女性的。
むかって左の勢至菩薩の方が色っぽい感じがする。
うしろから眺めるとすその部分の衣文がくちゃくちゃと
まとまっているのが面白い。(ふだんは後ろから見ることが
できないらしい)

これで、運慶仏を見に浄楽寺に行かなくてはいいかと
思ったら不動明王と毘沙門天は出展されていなかった。

さて、他にも見応えのある仏像がかなりある。光明寺の
如意輪観音坐像の金色に輝く顔は、江戸川乱歩の黄金仮面の
マスクを連想してしまい、ちょっと笑ってしまった。

絵画では「国宝 当麻曼荼羅縁起絵巻」が、スゴイ。
絵巻のラスト、阿弥陀如来の来迎シーン。多くの仏が
音曲を奏でるながら現れる姿が印象的である。細い筆の線で
描かれた仏たち。みな微笑んでおり、優しい顔立ちだ。

当麻寺縁起.jpg

鶴岡八幡宮はちょうど七五三のお参りの子どもたちでいっぱい。
階段下の舞殿では、結婚式までやっており、観光客で賑わって
いた。





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最終更新日  2009年11月15日 13時22分30秒
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