2006 Bianchi Via NIRONE 7 Alu MIX 9s Triple Liquigas-Bianchi Team Color 購入までの軌跡 なんと、エンゾー三台目のスポーツ車である。しかも、ついにロードバイクに手を出してしまった。事の発端は、雑誌で「ホノルルセンチュリーライド」の記事を読んだことに始まる。今や日本からの参加者が2000人を軽く超える、超人気イベントだ。その名の通り、規定時間内に最長100マイル(160km)を走り倒すというなかなかハードな道のりではあるが、それより短いコースも多数用意してあり、そもそもレースではないため、子供から年配者まで誰でも楽しめる。このセンチュリーライドに参加してみたいと思ったことから、エンゾーの中で買い物の言い訳が整い始めた。 「仮に参加するとして、今持っているのはMTB系のDW-2と小口径車のMR-4F。重くてタイヤも太目のDW-2では後半がツライだろうし、かと言ってMR-4Fだと、それこそ100kmを超えるようなロングライドにはまったく不向き。やっぱり、フルサイズのロードバイクがどうしても必要だよね」 そんな折も折、思いがけずまとまった臨時収入が転がり込んできたのに気を良くして、ヤフオクで新車を落札したのが、このリクイガスレプリカである。 そもそも、エンゾーはノーマルのビアンキのカラーリングがあまり好きではなかった。シンボルでもあるチェレステカラーは綺麗なのか冴えないのか微妙だし。 しかし、チーム・リクイガスに車体を供給し始めてから、ビアンキのカラーは一変した。水色や黄色・黄緑をちりばめたデザインがとても美しく、洗練された雰囲気になった。このリクイガスのレプリカが出たとき、エンゾーの中で何かが決壊し、気がついたら落札していた( ̄▽ ̄;)。 さてこのリクイガスチームカラー、格好は良いが、中身はビアンキのロードバイクの中でも最廉価モデルであるヴィア・ニローネ7AL ミラージュMIXである。その名の通り、コンポーネントはカンパニョーロの中でもゼノンについで安い、というか実質的には最下位グレードに属するミラージュがアッセンブルされているので、イマドキ9スピードだったりと、スペック的には「一昔前っぽいにほひ」が漂っている。 が、なんとへタレエンゾーはミドルでもトップギアまで回せないことが発覚、これでも十分に分相応であることが露呈した。最初から高い自転車を買わなくて良かった…。 ちなみに、フロントトリプルの仕様になっているが、特にヒルクライムをするわけでもないエンゾーは真ん中以外ほとんど使わないので、宝の持ち腐れである。かと言って、心肺能力が高いわけでもないので、コンパクトドライブを導入してクルクル回すペダリングをしようとしても、体が持たない気がするヽ(TーT)ノ。しょせん、エンジンは人間だし。 カンパのシフターはレコードからミラージュまですべてのグレードでエルゴパワーが採用されており、シフトチェンジは「カチャコン、カチャコン」とメカニカルな感触である。「スパン!」と入るシマノ比べると、ノンビリしていてこれはこれで気持ちがいい。 リクイガスレプリカは、フレームサイズが最も小さいものでも500mmからしかなかったので、しかたなくそれを購入したが、165cmしかないエンゾーの身長から考えると、本当はもうワンサイズ下の方がしっくり来るはずだ。早いうちに、ステムは短い奴に変える予定(変えた)。 ほとんどアルミ製のバイクで、フォークだけはカーボンが採用されているものの、あまり剛性が高くないようで、下りのコーナリングでは少し不安を感じる。 ちなみに、なんとロードバイクでありながら後付けでスタンドなんぞを装備してみた。スタンドを付けたくても付けることが出来ないDW-2やMR-4Fでの町乗りがあまりに不便だったため、実際のところ町乗り派が多いはずなのにスタンドを標準装備にしないメーカーを罵りつつ、思い余ってこのような暴挙に出たのだが、この言動が当HPのまじめなローディスト諸氏の神経を逆撫でした。 「ロードの構造をまるで分かってない。薄いフレームがへこんでしまう」 「そんなにスタンド付きの自転車に乗りたければ、町乗り用のチャリを買えばいい」 「スタンドが装備されていないことでメーカーに文句を言うのは筋違いだ」 「ロードにスタンドを付ける美意識が分からない」 etc.etc. いちいちごもっとも( ̄▽ ̄;)。不用意な書き方は出来ないものだ。 でもな~、エンゾーだってロードにスタンドなんて、やりたくてやっているわけではない。目的別に乗り分ける時間があるような生活をしていれば、それもありかと思う。だがこのビアンキは、エンゾーにとって「通勤用」兼「練習用」兼「決戦用」である。 なんと言っても、少ない時間で練習するためには通勤をトレーニングにしてしまうのが一番効率がいい。フィットネスだけのために取れる時間などありはしないし、健康維持のみを目的としてわざわざジムなどに通うという時間の使い方は、走り回って獲物をとることが仕事の野生動物には考えもつかない世界だろうと思う。 水中で生きる魚は、泳ぐことをトレーニングだと思っているだろうか? 実際、スタンドを付けたビアンキは一台で何役もこなす優れたパートナーになり、DW-2やMR-4Fの出番が大幅に減った。 デフォルト状態のリクイガス・ビアンキ。 2007.3現在。ホイールをフルクラム・レーシング7に、サドルをセラSMPストライク・コンポジットに、 ステムをTNIスーパーオーバーサイズの80mmに交換。ペダルはこの時点までフラット。 スタンドは、よくあるシートステーとチェーンステーの二本掛けの奴。油断すると引き足に干渉する。 2007.7現在。サドルはSMPストライク・グライダー、シートポストはセルコフ2000カーボンに。 ペダルはシマノのPD-M324に。スタンドはバイクガイのQRスタンドに交換。これ、超便利。 この状態で10.2kgある。 後で買い足したもの ペダル(SHIMANO PD-M324) ステム(TNI 80mm) サドル(Selle SMP Strike Glider) シートポスト(SELCOF 2000CARBON) ホイール(FULCRUM RACING 7) サイクルコンピュータ(CAT EYE DOUBLE WIRELESS) 前後ライト(TOPEAK HighLite Combo) ボトルケージ(TOPEAK) ポーチ(TOPEAK) スタンド(Bikeguy QR Stand) ビアンキ ヴィア・ニローネ7(リクイガスカラー) パーツデータ Frame via NIRONE 7 Alu Fork Bianchi Componenti Carbon/Alu Main Component Campagnolo Mirage HeadSet FSA ZS-4 semi-integrated HandleBar ITM 330 Super Over Stem ITM 3D Forged Alloy SuperOver → TNI 80mm SuperOver Brakes Bianchi Componenti Crankset Campagnolo Veloce Cassette Fac Michelin 13/26 Pedals No Data → SHIMANO PD-M324 Wheels Fac Michelin + Ambrosio Bianchilogo → FULCRUM RACING 7 Tires VITTORIA Rubino Tech,700x23C Derailleurs R/F Campagnolo Mirage / CampagnoloMirage Shifters Campagnolo Mirage ErgoPower Saddle Selle ITALIA Initiale → Selle SMP Strike Glider SeatPost Bianchi Componenti27.2mm → SELCOF 2000CARBON 27.2mm Size 50 Color TL フレームサイズ 500mm シートチューブ長 470mm トップチューブ長(水平) 524mm トップチューブ長(実測) 512mm ハンガー下がり 58mm シートチューブ角度 74.5 トップチューブスローピング角度 5 P.S. フロントはクランク長(170mmか175mmか)によって、ギア比が30-40-50と30-42-53の二種類があるという未確認情報を得たが、本当か?今度数えてみよう。