ビアンキにキャットアイのサイクルコンピュータ「CC-CD300DW」を搭載したことは以前お伝えしましたが、このキットには、ひとつ厄介な問題があります。
ケイデンスを測るためのマグネットをクランクに取り付けるようになっているのですが、その取り付け方が、なんと「タイラップで結束する」という原始的な方法なんです。ツルンとしたクランクにどれだけ強く結び付けようとも、所詮はタイラップ。ペダリングするうちに靴などに接触すると、いとも簡単に位置がずれるため、センサーが信号を拾わなくなります。さらに使用期間が長くなると、いつの間にかタイラップが磨耗してちぎれ、マグネットをなくすハメに・・・(T-T)
計測精度そのものは決して悪くない製品なので、ここで泣き寝入りしてしまうのももったいない(単なるスピードメーターに成り下がってしまいますしね)。そこで、525円で出来る裏技を考えました。
いったい何の値段かというと、コレ↓。はい、よくあるホイールマグネット。これって単体で取り寄せが出来ます。
これを本体とストッパーに分け、本体のネジの部分を切り落としてしまいます。銅製なので柔らかく、ペンチや金鋸で意外と簡単に切断できます。バリは、やすりで丁寧に削って平らにします。
はい、これで仕掛けの完成です。こうして出来たボタン型の磁石を、クランクの裏側・・・ペダルのねじ込み部分に「ぺたっ」とくっつけます。クランク本体はアルミだったりカーボンだったりしますので付きませんが、ペダルの軸は磁石と相性ばっちり(笑)。それだけでも強力に吸い付いて容易には取れないのですが、瞬着かなにかでちょこっと補強すれば完璧です(物が小さいので、外したくなった時は、ハンマーなどでコツンとやれば簡単に剥離できます)。
あとは、ちょうどペダルの軸の部分にセンサーが来るように本体の位置を調節してやれば、もう何の気兼ねもなくペダリングできるようになります。CC-CD300DWユーザー限定の裏技ですが、けっこう使えるテクなので、よかったらお試し下さい(^-^)/