まる三年間頑張ってきてくれたマウスコンピュータのデスクトップが、ここの所ずっと不調で、ネットサーフィン中にフリーズすることが多くなりました。これ、良くないことの起こる前触れみたいなもんですよね。どうもマウス君は昔から電源部が弱く、熱がこもりやすくて暴走気味だったし。何より、冷却ファンがめちゃくちゃうるさい。

過去、このような「サイン」を無視して使い続けた挙句、ある日突然パープーになったパソコンが何台もあったので、この大事な時期にデータがすっ飛んだりしたら目も当てられないと、ちょっと予定より早いですが買い換えることにしました。それでなくとも、K20Dの画像データは重いので、最近ちょっとスペック不足かなと思っていたところだったので…(^_^;。

で、いつもはヨドバシあたりの家電量販店か、もしくはネット（パソコン工房やドスパラ）で購入するのですが、今回初めて、パソコンのプロフェッショナルである後輩M君に「何を買えば良いかねえ？」とお伺いを立ててみました。

するとM君、エンゾーの用途をヒアリングした後、お勧めのパーツ構成とその理由を列記した、ものすごい長文のメールを送ってきました。長いんですけど、要点を押さえているので読みやすく、いちいち納得。この案で良い旨を伝えると、なんと即日ネットで全部のパーツを注文し、数日後にはダンボールの箱をたくさん抱え、我が家へ組み立てにやってきました。なんてイイ奴なんだ（涙）。

「先輩はうるさくないほうがいいんですよね？最近のパソコンは静音化が進んでますので、まあ何を買っても大ハズレはないと思うんですけど、いま自作派の中で評価が高いのは、これです」

そう言ってM君が薦めてくれたのが、ANTECの「Sonata Designer 500」。

　　　　　

梱包を解いてマウスコンピュータのi-Friend PCM8216XSDと並べてみると、ふた回りくらい大きいので、「これフルタワー！？」と聞いたら、「なに言ってんですか、小ぶりなミドルタワーですよ」と一笑に付されました。パソコン音痴ぶりを暴露。

正確なパーツ構成は次の通りです。

　OS:　　 XP Home SP3
　CPU:　　　Core2Duo E8500　3.16GHｚ
　HDD:　　　1TB
　Memory:　 2GB×2
　Case:　　 Sonata Designer 500
　DVD:　　　スーパーマルチドライブ
　M/B:　　　GA-EG41MF-US2H

ぶっちゃけ、この中で一番入手にてこずったのはXPでした。Windows7がカウントダウンに入った今、仕事でパソコンを使う人にはVistaよりもXPの方が人気があるので、流通在庫がなくなる前に押さえておきたいという人が多いのです。文字通り、日一日と在庫が消えていっています。
ちなみに今回のパーツチョイスについて、M君曰く「あえて超ハイスペックには振らず、定評のあるもので固めてみた」のだとか。エンゾーにはこれでも十分ハイスペックなんですけど…。


（空っぽの筐体。スパゲッティーのようなケーブルを見ると文系は鳥肌が…）


（これが今回買ったマザーボード。過渡期なので、あえて現行型をチョイス）


（鼻歌交じりで組み立てに勤しむM君。「ねっ、簡単でしょ？」ってあーた…）

組み立てそのものは特に波乱もなく済んだのですが、そのあとHDDのフォーマットを開始したところ、なんせテラマシンにしちまったので、3時間近くかかりました(^_^;。マウスコンピュータの150GBあったHDDは、まだまだ元気そうだったのでEドライブとして移植。

そしてこれが、稼動し始めた「Sonata Designer 500」の勇姿です。

　　　　　

なんつーかですね、静かとかそんな次元じゃなくて、「ほぼ無音」！。これにはビビリました。アプリケーションをインストールしているときに、あまりにも静かなので筐体に耳を押し当てたくらいです。それでもよくわからなくて、フリーズしてるのかと心配したら、アクセスランプが忙しく点滅しているのを見て、やっと動いていることがわかった次第。どんだけやねん！

まあ、動作が速いと感動していられるのも今のうちで、定期的にリカバリをかけないとだめなんでしょうけどね～(^_^;。

とりあえず、これで準備は整ったぜ！（何の？）