ようやくこの話題に追いつきました(^_^;。
既に各方面で話題になっていますが、さる9月9日、ライカから新製品のリリースがありました。M8.2の後継機種でフルサイズ素子を搭載した「M9」や、中判素子を搭載した一眼レフシステム「S2」までは予想が出来ましたが、APS-Cサイズ素子を搭載した単焦点レンズのコンパクトデジカメ「X1」の出現には、意表を突かれた人が多かったはずです。(いえ、M9が早くもフルサイズになったということだけでも十分に驚きましたが)

レンズは、ELMARIT 24mm F2.8 ASPH。35mm判換算で36mmに相当します。24mmや28mmといった広角寄りの画角がもてはやされる傾向が強い高級コンパクトデジカメのジャンルで、35mmというスナップの王道で勝負してきたライカには、素直に賞賛を送りたい気分です。
このX1、デジカメの性能がずいぶん底上げされてきたこの時期に出たからこそ意味のある機種だと思います。高感度での画質もそこそこ良いでしょうし、デジカメとしての基本性能が高そうなので、今ならこういうアプローチのカメラもありなんではないかと。
正直なところ、M9のように銀塩時代の機構(=RF)を一部残したカメラだと、ついつい最もデザイン的に美しかったM3~M4やM6・MPあたりと比較してしまうので、その頭でっかちなバランスの悪さにライカの魔法が解ける興ざめしてしまう部分があるのですが、X1は「シルバーと黒のツートンカラー」「グッタペルカと赤丸」といったお約束を上手に消化なしながら、あくまでもデジタルカメラとしての方法論でデザインされているので、むしろ好ましいスタイルにまとまっているように思えます。

エンゾーが個人的に「萌えた」のは、このポップアップストロボ。なんと円筒形です!ライカにこういう遊び心があったことが意外でした。X1からS2に至るラインナップを見る限り、ライカは本気で「デジタル時代のライカのポジション」を築こうとしているように見えます。ただお節介ながら、その超弩級の価格体系について行けるユーザーが果たしてどれほどいるのかが最大の心配事ですが…(^_^;