で、言いたくはないのですが、以前モバイルパソコンとしてVAIO Type Pを選んだのは、いろんな意味で失敗だったと思います。さすがにあのディスプレイは小さすぎました。現在、エンゾーは視力の衰えもあって常時150%に表示を拡大して使っていますが、そうすると表示領域は当然狭くなるので、せっかくの高解像度が生かせず本末転倒。それは自分の目の能力を超えた製品を買ってしまったツケであり、裏を返せば、あのサイズのディプレイにスペック上の解像度を求めても意味がなかったとも言えます。
まず候補として真っ先に思いつくのは、エンゾーがかつてType Pとの天秤で迷った挙句に買わなかった、VAIO TYPE Xです。ほぼ同時期に販売が始まったType Pが「オワコン」の烙印を押されて早々にフェードアウトしてしまったのとは対照的に、初代のモデルがマイナーチェンジを経ながら今もなおオーナーメイドで細々と販売されているのを見る限り、こういう超薄型ノートには根強い需要があるのだと思われます。
VAIO Type Xで優れている点は、圧倒的な薄さと軽さ、それにバッテリーの持ちの良さにあります。何より、Sバッテリーと外見上同じサイズのLバッテリーで実測5時間というのは、薄型のフォルムを壊すことなく長く使えるという点でこれ以上ないアドバンテージです。