こないだ病気で臥せってしまう前から、久しく更新が滞っておりましたが、その間に、すっかり枯れてしまい何も物欲を炸裂させなかったかというと、全然そんなことはございません。
仕事柄、最新のカメラ類は買わざるをえないものの、それはやっぱり完全に仕事なので、欲しくて買ったとは言いがたく(OM-Dのように、趣味と実益を兼ねたものもありますが)。
で、「お前、これは仕事と何の関係もねーだろ」という指摘に反論できない、純粋に物欲の霧に巻かれて購入した機材を紹介してみようかと。
トップバッターは、コイツです。
【言い訳タイム】
EOS 5D Mk3が出たことで、併売されているMk2がガクーンと値下がりしたので、ついに…ついに、フルサイズ一眼レフに手を出してしまいました。長いことEOSのレンズ資産を売り払わずに我慢していたのは、この日のためであったと言っても過言ではありません。
あと、何でMk3にしなかったかというと、もちろん高すぎて手が出ないというのもあるのですが、全体のフォルムを見比べた時に、やや丸みの増したMk3より、エッジが立ったMk2の方が好みだったという、本質とは関係のない要素が影響していたりもします(^_^;)。
ただ、ブツ撮りにおいてはAPS-Cの方が被写界深度が稼げて便利なので、PENTAXのK20DやK-5の座が揺らぐことはありません。5D Mk2は、屋外でのイメージ撮影に力を発揮してもらうことになりそうです(結局仕事で使ってる)。
あと、もう一つ言い訳があるとすれば、昨年冬より長いことかかってユリシーズが開発中であるメッセンジャー型カメラバッグに、正統派のデジタル一眼レフが、交換レンズまで込みできちんと入るのかどうか、それを実験しなければならなかったというのもあります。
が、我社にはレンズもボディもひときわ小型のPENTAXしかないので、ユーザーが多いNikonやCanonの、ハイエンドを除く中~上級機が問題なく収納できるかどうかは、けっこう大事なポイントなのでした。
実際にやってみて分かったのは、ワンショルダーのバッグにフルサイズのボディとレンズをしこたま詰め込むのはナンセンスだということ。1時間くらいならいいのですが、歩きまわる時間が2時間を超えると、ただひたすら苦行になりました(+o+)。このバッグについては、現在東京で最終的な詰めの作業に入っています。秋口くらいまでには、何らかのご報告が出来ると思われます。
閑話休題。
ボディ購入後にしばらくして降って湧いたのが、EF40mmF2.8 STM。なんと、あのCanonがパンケーキレンズなんぞを(しかもフルサイズで)出すとは!!青天の霹靂でした。
(Canon EOS 5D Mk2 + EF40mmF2.8 STM)
これはもう買うしかないだろうということで、発売と同時に即GET。STMは、USMと比較すると合焦スピードは落ちますが、そのぶん挙動は滑らかです。決して小さくないボディサイズのEOS 5D Mk2に、ペッタンコの40mmを付けたアンバランスな姿を眺めては、一人でニヤニヤしています。
ただ、ずっとPENTAXの発色に慣れていたので、やっぱりEOSの絵作りには少なからず戸惑いますね。銀塩で言えば、メーカーの違うフィルムを使っているくらいの差を感じます(^_^;)。
ともあれ、数年ぶりに帰還したEOSの庭。リハビリも兼ねて、これから発色や操作性に慣れていこうと思っています。