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●ギリシャ、アイルランド、ポルトガル、スペインなどの財政危機に起因する金融不安、デフレ化という「日本病」が進行するアメリカ経済、不動産バブルがはじけそうな中国経済などと対比し、日本経済のもつ健全性と可能性について明快に解説している。 ●日・米などの自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。成長なき増税で財政はかえって悪化する。デフレのときこそ財政出動が必要である…とする点に関してはそのとおりであると思う。 ●但し、子供手当てや定額給付金、高校無償化などの所得移転系の政策は「非・有効需要」である。速やかに縮小した方がいい……という著者の「有効需要」になるかどうかといった点からのみ政策の是非を論ずる点に関しては承服しかねる。北欧の諸国であればこのような政策が無いのがおかしいくらいである。 │<< 前日へ │翌日へ >> │一覧 │ 一番上に戻る │ |