今日はいい天気でしたね。プロ野球選手は、オフはゴルフコンペに参加してた人もいるんだね。今年の井端選手のチャリティコンペは地元南山CCでやってたのか。地元にはあと豊田CCや、中京CCとかやってたりするね。井端さんのコンペには他球団の元選手、なども参加。1位は山田博士マネジャー グロス88 アウト47 イン41 ネット67.6での優勝。
主な成績 グロス アウト イン ネット
1位 山田博士 88 47 41 67.6
2位 片岡篤史 79 41 38 68.2
3位 佐々木恭介 69 36 33 69.0
7位 井上一樹 90 47 43 69.6
13位 立浪和義 76 38 38 71.2
15位 川相昌弘 87 42 45 71.4
49位 中村紀洋 86 41 45 74.0
198位 浅尾 拓也 142 76 66 106.0
で、中日スポーツ連載中の 岡田監督の語る・・・。
http://jp.youtube.com/watch?v=WU-EAojvxwc
岡田彰布 前阪神監督 落合野球を語る5
中日重視のローテーション
次から次へと『苦手』を出現させてしまったから、阪神は中日に苦闘を強いられた。ナゴヤドームそのものも『鬼門』と言われるぐらい、相性が悪かった。岡田には、その理由を明確に説明することができない。『オレはナゴヤドームを知らんからな。現役の時、やってないから。ナゴヤ球場からドームに移ったのは、オレが現役終ってからやから。だから、あまりピンと来ない。相性が悪いと言ってもピンと来んかった。2003年に2軍監督から1軍へコーチで上がった時、過去の成績を見たけど、ほとんどナゴヤドームで負けとったな』
その理由は。『打てんかった、ナゴヤドームでは。投手は投げにくいと言うし、打者は打ちにくいと言うし。だからナゴヤドームと同じ高さのマウンドを作ったりもしたんよ(06年オフ)。球場によって微妙に高さが違うんよ』
優勝した05年は、井川(現ヤンキース3A)が中日を苦手にした。初戦をエースで落としても、連敗を阻止したのが下柳剛だった。『井川はホント、ナゴヤドームのマウンドが合わんかった。本人が嫌がっていたからね。最後のほうはもうナゴヤドームから井川を外したよ』
06年、井川は京セラドーム大阪での対戦では好投している。相手との力関係だけでなく、マウンドそのものも微妙に影響する一例である。
『ホントは巨人、中日にどんどん投げさせなあかんけど。1年間ローテーションにおる投手がこの球場はアカン、というのはエースとは言わんけどな。どこの球場でも対応するのがエースと思うからな。ホンマにナゴヤドームだけはアカンかったな』
尻ぬぐいをした下柳は逆に、ナゴヤドームを苦にしなかった。『ずーっと中日に一番良かったからな』その秘密は。
『何で抑えてるか分からん。分からんよ。中日の中で一番、打たれとったのは荒木じゃないかな。荒木が怪我でいてない時、落合さんがそういうコメントをしとったな。一番相性の良い打者が今いてないから、と』
中田とマサ難敵
06年にはまた新たな難敵が現れた。中田だ。力でねじ伏せられ、阪神の打者は脱帽するしかなかった。『中田は勢いがあるからな。勢いにやられた。球の種類は少ないし、半分は真っすぐやんか。それでも、荒れ球やから絞り切れないんよ、結局ね』
山本昌にはノーヒットノーランも許した。球団史上41年ぶりの屈辱に打ちのめされた。少しだけ留飲を下げたのは、今年はそれほど翻弄されることがなかったから。
逆に下柳は得意
『今年は苦手にしなかったな。去年まで?どうやろな。そら打てん買ったら、次の対戦までにスコアラーを含めて打撃コーチも対策を練るわけやけど、なんぼ零点でいってても、完璧に抑えられた、という投手じゃないやんか。いつもはノラリクラリ。術中にはまったゼロやからな。なかなか打開策も出てこんよな。逆に言えば中日は下柳に対して、そう思ってると思うよ。絞り球が絞れんとか。なんであんな135キロぐらいの球を打てんのや、向こうも思ってるやろ』
監督としては攻略するために、何を指示していたのか。
『よく言うのは、甘い球は来ないと思って打席に立て、ということ。結局、ある程度コースに投げてくる、難しい球を打たないとヒットにならん、と言うことやろ。マサに関しては、たまに甘い球が来るってことないんやから。今年はそのコースの球が甘かったから、よく打った。結局、そこだけと思うんだよね、オレは。ほとんど真ん中近辺には来ないんやから。待ってても。例えば相手がゲッツーを狙っている時は低めに投げてくるやろ。だから低めを打たんといかんやろ』
07年のシーズン当初、巨人→中日、中日→巨人と続く日程が組まれていた。巨人戦と中日戦の曜日が重ならない。つまり同じ先発投手と当たる回数が増える。どちらかを重視した先発ローテーションを組まなければいけなくなる。どちらに比重を傾けたのか。
ミス出せば負け
『そら中日よ。下柳は東京ドームアカンかったから。あんまり良くないから東京ドームは外しとったよ。巨人に連覇され、今年の最後はもう流れを止められなくて負けたけど、巨人はね、なんかゲームの流れで勝てるやろ、と言う時があるんよ。言い方が難しいけども。ゲームをやりながら勝てそうな気がするんよ、巨人はね。何処かで落とし穴にはまってくれる、みたいな。一方、ある程度のいい投手をン投げさせて、いいゲームをやって勝たないといけないのが中日だった』
巨人の原は今年、7ゲーム差まで詰めてきた時期(8月29日)に、このシーズンは一度も勝っていない金刃を対阪神3連戦の初戦に先発させたことがあった。制球を乱した抑えのクルーンを降板させた途端、阪神が逆転勝ちを収めた試合もあった。
『中日とは似たようなチームだし、うしろ(セットアッパーとクローザーの意)も似ているやろ。一つのミスでどっちかに勝ち星がつくようなゲーム展開になる。逆に巨人とは大ざっぱな試合になるじゃない。中日とはいい勝負が多い。ほとんど接戦やからな。しのぎ合いばっかりやったな』
(敬称=続く)
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/