|
さて、これは偶然なのですが、当時妹が勤めていた職場と私が入院していた病院の最寄り駅が同じ駅で、妹は毎日仕事終わりに立ち寄ってくれました。
母もその時間に合わせて面会に来てくれるようになり、ほんの僅かな時間とは言え、女3人でなんてことない四方山話をすることが、寝たきりの私の唯一の息抜きでした。 私は、中学生の頃から日記を付けていました。 両親の影響だったと思いますが、文字を書くことは幼い頃からすごく好きでした。 母は書道をしていたし、父の趣味は読書で、やっぱり父も毎日欠かさず日記を認めていたようでした。 それは体の異変を感じ始めた日も、入院していた日も、一日の〆は必ず日記を書くことで終わります。 退院後しばらくして落ち着いた頃、そのミミズがのたくったような文字を見て、あ、これを体験記としてまとめてみよう、そう思ったことがこのブログの始まりです。 日常生活もままならず、仕事も辞め、それまで築き上げてきたものすべてを手放さざるを得なくなって、寝ることしかすることがありません。 何せ暇で暇で仕方なかったから、時間だけはたっぷりあります。 数ヶ月かけて仕上げました。 ブログというものが流行していた当時。 私もひっそりと開設して、その体験記を3ヶ月ほどかけて毎日少しずつ更新していきました。 無事に終わりまで更新し、一つの目標を成し遂げたという達成感に満たされ、そこから前を向こうと気持ちを切り替えて、今のブログの形で綴り続けるようになり今日に至ります。 長かったような短かったような、そんな17年でしたね。 当時の体験記はさすがに削除しました。 でも、ちゃんと手元には残しています。 私のかけがいのない財産ですから。 またいつか公開してもいいかもね。 みなさん、読んでくださる?(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024/06/11 07:43:19 PM
コメント(0) | コメントを書く
[2023〜硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、] カテゴリの最新記事
|