2014年3月9日 朝6時前にちー君が亡くなりました。

6歳と11ヶ月でした。

ちょうど3年前3.11震災の後、
ちー君は、実家のある愛媛にお引っ越ししました。

愛媛では、14年飼っていた猫を亡くしペットロスで悲しむ母に寄り添い、
たくさんの人に囲まれ愛され、東京にいる時のようにお留守番することもなく、
毎日楽しく過ごしていました。

愛媛に移住してから2年が経った頃、首にしこりが見つかりました。

私は心配で愛媛に帰省し、母とちー君と3人で病院に行きました。
先生からは悪性リンパ腫だと診断されました。

人生で一番辛い日でした。

それから、母とちーくんの闘病生活が始まりました。

私も家族みんなで度々愛媛に帰省しました。

幸い抗がん剤が良く効き、
副作用で苦しむ日がありながら、元気な日も多く、
一時はガンが全くない状態になりました。

再燃を繰り返しながらも、様々な治療を行い、
今年に入ってからは、抗がん剤ではない新しい治療法も始めたばかりでした。

まだまだ生きられると思っていたのに、
3月8日に嘔吐し、発熱、入院して
翌朝病院で突然亡くなりました。

奇しくもその日は、私たちがちー君に会いに帰省する予定の日でした。

ちー君の死因は前日の嘔吐物が肺に入ってしまっていたことでした。

まだ現実を受け止めることが出来ず、目を閉じると
ベッドに寝転ぶちー君や、散歩でちょこちょこ歩くちー君がそこにいます。

私にとっては 大好きや大切なんて安易な言葉では表すことのできない存在でした。

ちー君が苦しまずに死ねて、
それだけは良かった。

また、最後の３年間は愛媛で楽しく、
留守番もなく、大好きな人達に囲まれて
楽しく過ごせたことも良かった。

子犬の頃から色々な所にお出かけしたり、褒めたり、怒ったり、
何もない普通の日、ただ一緒にお昼寝したことも、ブラッシングもシャンプーも、
今は全て鮮明に思い出せるけど、
いつかこの記憶が色あせてしまった時、いつでも思い出せるよう

このブログはちー君の成長記録としておいておきます。

ブログで仲良くしてくださっていたお友達、
皆さんありがとうございました。

四国動物医療センターの三好先生、
ほんぐう動物病院の本宮先生、

このお二人がちー君の命を最大限まで延ばしてくれました。

良い先生に出会え、母のおかげで金銭面で妥協することなく
治療を行えたことに心から感謝しています。

またいつか、リンパ腫の治療について記事を更新できたら、と思います。

日本では100例に満たないような新しい治療にもたくさん挑戦していたので、
他のリンパ腫の子の参考になればと思います。





ちーにもう会えないと思うと寂しいよ。
ちー、ありがとう。

最後に、
ちー君と暮らした4年間は今までの人生で一番素敵で幸せな4年間でした。

現在も東京で2匹の犬と暮らしていますが、やっぱり初めて飼ったちー君は特別。

この先、何匹犬を飼おうとも、ちー君が初めて家に来た日や

ちー君と過ごした日々の気持ちは二度と戻ってこないだろうと思います。

長くなりましたが、

ちー君という、小さくて白いチワワがいたんだって

一瞬でも思い出してもらえることがあれば、ちー君は幸せだと思います。