4月4日~7日に初めて皇居に勤労奉仕に行って来ました。
朝7時10分に集合なので、家を5時半には出なければならないので、
4時50分に目覚ましをかけておやすみなさい、遅刻する夢を見て、
2時10分に目が覚めて、それからなかなか眠れなかった、という始まりでした。
それでも無事に予定の電車に乗って集合時間に到着。
秋山佳胤団長のもと総勢59名。
晴れ渡った初日は赤坂御用地でした。
青い空に桜、敷地の中にはミツバツツジも美しく咲いていました。
御用地の中を案内していただきながら、途中で集合写真を撮っているうちにお昼。
休憩所でお弁当をいただき、休憩。
その後、皇太子殿下のお会釈があるとのことで、その移動や準備。
う~ん、まだ何の勤労奉仕もしていない。。。
皇太子殿下はオーラが大きいというか、その存在感がとても印象に残りました。
お会釈のあと、やっと勤労奉仕、
手分けして柵の枯れ枝を掃い、道にはみ出している芝や草を刈りました。
正味1時間半にも満たない勤労奉仕でした。
休憩や待機の時間も長いので、参加の皆さんともお話ができました。
年齢も15歳から74歳まで、仕事も様々、2回、3回、10回目という方もいらっしゃったり、
共通の知り合いがいるのに驚いたり、お名前だけ知っていたけど実物に会えたり、
いろんなお話聞けたりと、勤労奉仕以外にも盛りだくさんな初日でした。
2日目の5日から3日間は皇居。
2日目は皇居の西側を案内していただき、樹齢600年の盆栽や、
毎年天皇陛下が田植えをしていらっしゃる場所などを見せていただいたり記念撮影したり。
昼食後、草刈1時間ちょっと、この日も快晴、暑いくらい。。。
皇居内にあるあちこちの桜もほぼ満開、木々も伸び伸びと大きく空に向かて広がっています。
3日目は東御苑、
小堀遠州が作ったと言われる庭園が復元された二の丸庭園、何処から見ても美しい!
天守台から見た本丸跡地、今は、青々とした芝生ですが大奥・中奥・表があったとのこと。
ここは一般にも解放されており、三々五々、春の皇居を散策する方もいて
長閑な春の陽射しと桜を楽しんでいました。
この日は午後3時から天皇皇后両陛下のお会釈があるとのことで、
私も含めてみなさんのそわそわと、緊張というか身が引き締まる感じが伝わってきます。
天皇皇后両陛下のお二人は各グループの前にいらっしゃり、
グループの団長と一言二言お声をかけてまわられます。
(ちなみに私たちと日程が同じグループは沖縄、鹿児島、福井、千葉からの参加でした。)
陛下の穏やかな声と物言い、美智子さまの「ありがとう」という響き。
単に言葉というより、何をお話になったかということよりも、
お二人の在り方、存在感、また「天皇」という、延々とこの日本を保ち続けている、
この日本を包み込むような、魂のようなものに触れた感じがあります。
「天皇」がいる日本という国、日本人に生まれたことなどに思いを馳せました。
この日は午前午後とそれぞれ1時間から1時間半くらい草刈のご奉仕でした。
4日目最終日は宮殿周り。
朝から小雨がぱらついていましたが、作業をする頃にはほとんど上がりました。
宮殿の周囲を案内していただき、お庭を回りました。
この日は掃き掃除、
木々が新しい芽を出すと同時に古い葉がはらはらと落ちてきます。
宮殿の新年の一般参賀のニュースでみる広い長和殿の前の広場や、通路を掃き清めました。
この日も午前午後と1時間~1時間半くらいのご奉仕。
3日目、4日目でやっと「勤労奉仕」ができた感があります。
4日とも少ない時で17,000歩、多い時は家に帰るまで20,000歩近く歩きました。
4日連続で15,000歩以上歩いたのは40歳過ぎてからは初めてかもしれません。
東京のど真ん中にこれだけの自然が残り、保たれている。
それは自然だけでなく、
皇室(天皇)によって日本の何か核になるようなもの(心か?精神か?魂か?)が保たれている、
そんなことが実感として湧いてきて、そこに生きていることの「ありがたさ」を感じました。
皇居勤労奉仕は国民と皇室の絆を作るということはもちろんのこと、
普段は入れない場所をお掃除することで開放するという意図もあるのかなぁ、と推測しました。
お天気に恵まれ、メンバーに恵まれ、貴重な体験ができた4日間でした。
団長の秋山さん、副団長の麻子さん、ご一緒させていただいたみなさま、
本当にありがとうございました。
最後にいただいたアルバムとお菓子。
皇居勤労奉仕は15歳以上75歳以下、15名以上で申し込めます。
詳しくは宮内庁のホームページで詳細をご覧くださいね。