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フジ系で妻夫木聡らが出演するフジテレビ開局55周年記念ドラマ「若者たち」が、7月からスタートすることが分かった。

この作品は田中邦衛らが出演した'66年のドラマ「若者たち」(フジ系)をベースにしたもので、「北の国から」('81～82年ほか、フジ系)で知られる杉田成道氏が演出を、「電車男」('05年、フジ系)、映画「クローズZERO」('07年)、映画「テルマエ・ロマエ」('12年)などを手掛けた武藤将吾氏が脚本を担当する。また、'66年の主題歌「若者たち」にアレンジを加えた現代版「若者たち」を森山直太朗が歌う。

'66年の「若者たち」では、幼いころに両親を亡くした貧しい5人のきょうだい(田中邦衛、橋本功、佐藤オリエ、山本圭、松山省二)が力を合わせてたくましく生きていく姿を通し、戦後の傷跡や社会の貧困、学生運動といった当時の社会問題を鮮烈に描いたが、今回のドラマは当時の作品をベースにしつつも、“今の社会”を切り取る青春群像劇になるという。

今回、長男役を妻夫木聡、次男役を瑛太、長女役を満島ひかり、三男役を柄本佑、四男役を野村周平が務める。また、これらのキャラクターの人生に大きく関わってくる相手として、蒼井優、橋本愛、吉岡秀隆らが登場する。妻夫木らが演じる5人のきょうだいが、世の中の矛盾や理想について熱く議論を繰り広げるところがドラマの大きな特徴となる。

'66年当時、学生寮の1台のテレビにくぎ付けになったという演出の杉田氏は、「人が懸命に生きるということ、なぜ生きなければならないかということ、こうしたせりふが速射砲のように繰り出されるドラマに胸を締め付けられる感動を覚えました」と当時を振り返った。また、プロデューサーの石井浩二氏は「今の若い人はもちろん、かつて“若者たち”だった方々も含めて、すべての世代に見ていただければと思います」と語った。

フジテレビ開局55周年記念ドラマ「若者たち」 7月スタート フジ系で放送