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2011.09.24
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カテゴリ:カテゴリ未分類
いまやちあきなおみさんの歌が手放せなくなりました。
繰り返し聴き入っています。

CDなのだから、いつでも聴けるというのに、
一曲一曲、一フレーズずつ、聞き逃したくないのです。

「楽器。それもストラスバリウスのような名器」と称した方が
いましたが、まさにその歌唱は楽器。
だから、一緒に口ずさむことはありません。
まさに「聴き歌」ですね。
こうして遅れながらでも出会えて、
聴く機会があり、幸せです。

ちあきなおみ初心者の私は、まず数ある中から
あるベスト集を選んでみましたが、結局買い直しました。

買い足したのはこちら↓
「ちあきなおみ・しんぐるこれくしょん」(コロムビア)
デビュー曲から順繰りに聴いて、さらに熟練したちあきさんの世界に
たどり着く、その方法がいいとわかったからです。
また、ビジュアル的にも魅力再発見なので、
シングルジャケットや若干のカラー写真があり、
B面含めたディスコグラフィーが付いていて、
自分の要望にマッチしていました。

デビュー曲からの一連は、自分にとっては新鮮です。
喝采」は知っていましたし、「四つのお願い」も
メロディーにはおぼろげに記憶があるようです。
ただ、聴く側の意識が違いすぎていた。
当時の自分には、あまりに大人で、範疇外。

ちなみに、物心ついて初めて興味を持った歌謡曲は
山本リンダの唄でした。「うわっさをしんじちゃいけないよ♪」
そんな唄歌うのやめなさい、と母に叱られていましたが。
セクシー路線なので。

で、今映像を見たり、唄を聴くと、
今の自分の年齢からか、当時のちあきさんが可愛く見えるし、
かっこよくもあり、ファッションが魅力的だし、
何よりも、唄が巧い。楽曲も魅力的。
自分はアイドル的な扱いのちあきさんをリアルタイムで
知らなかったというか意識していなかったので、新鮮でもあります。

デビュー時から、唄の巧さはほとんど変わっていないのに驚きます。
完成度が高かったんでしょうね。

喝采」に限らず、色々な曲を聴いてみて、好きな唄が増えました。
これも、これもと次々と増えました。

それにしても。
やはり「喝采」はちあきさんのための曲だとつくづく分かりました。
(世間的にはいまさらですかね)
素人の私見ですが、「喝采」のような曲が他にもちあきさんに
提供されていれば、ある時期のちあきさんの歌手としての個性は
もっと確固たるものになっていたのではないでしょうか。

自分が「喝采」が特別だと思う要素:
・「喝采」には感情を表した言葉が無く、状況をただ綴っている
・プロの風格のある歌
・演歌やムード歌謡曲とは異なるメロディー
・タイトルに重みがある
・現在から過去、そしてまた現在と時間移動があり、立体感がある
・重いエピソードを含む歌なのに、静謐としたメロディー
 (マイナー調ではないというのでしょうか)

特に「喝采」前の曲の数々は、誰か別の歌手を思い起こさせるような
メロディーがふと含まれていたりして、
ちあきさんを活かしきれていなかったような気がしました。
楽曲として魅力的に感じるメロディーは多いのですが。

また、「ドラマチック歌謡」と名づけられ、
喝采」後も、
吉田旺さんと中村泰二さんのコンビで続けて楽曲提供され、
劇場」「夜間飛行」まで、三部作と呼ばれているようですが、
劇場」はスケールが大きくドラマチックな歌ながら、
始めの歌詞2行部分が文芸調で、そこがそぐわないように思います。
(ど素人で生意気言ってますが、あくまで私見ということで…)

ちあきさんに、媚びた感じの歌は不要だと思います。
いや、媚びた感じの人の唄いも十分演じられる方ですが。

でも、そうは行っても、「劇場」も重みがあり、
ちあきさんの歌手になられた経緯ともオーバーラップするいい曲だと
は思っているのです。
ただ、「喝采」ほどの完成度があれば、と欲が出てしまうのです。

また、「夜間飛行」も大好きな歌のひとつです。
これも歌謡曲歌謡曲していないといいますか。
どういうジャンルとかいうボキャブラリーを持ち合わせていないのですが、
他と違う曲、という印象です。

喝采」と「夜間飛行」の路線を交互に続けた流れなんて、
見てみたかった。

喝采」前の「四つのお願い」で、
路線変更してわかりやすいお色気路線となりましたが、
この歌でさえ、サビに向かって、ちあきさんらしい巧さが
はっきり見えています。
可愛く唄っただけではない、ちあきさんらしさです。

X + Y = LOVE」も同様です。
この曲でも、ちあきさんの歌唱には、フレーズごとどころか、
一言一言に聴き入って感動していますが(本当に)
「愛しあぁっていればー♪」の箇所で、改めていい発声だな、
と聴き惚れます。
で、それでいて、「四つのお願い」でも「X + Y = LOVE」でも、
ちあきさんは、どちらもかわいいお色気の女性を
きっちり演じてらっしゃると思います。

さて、ちあきさんのシングル曲の中で、自分の特に好きな歌は、
(コロムビア時代から)

A面
「雨に濡れた慕情」
「喝采」
「劇場」
「夜間飛行」
「円舞曲」
「かなしみ模様」

「花吹雪」
  始終高音の、温かい声のちあきさん。
「さだめ川」
「酒場川」
「夜へ急ぐ人」
「矢切の渡し


B面
「想い出なんてほしくない」
「たそがれの海辺」

  シャラララー♪がいい
「もう忘れましょう」
  かっこいいメロディー。もちろんかっこいい歌唱。鈴木淳さんの世界で好きな歌。「雨に濡れた慕情」と似た世界。
「マニキュアがかわくまで」
「最后の電話」
  メロディーがポップ。歌詞が語り口調で、まるで将来の「紅とんぼ」などのちあきさんを予言したよう。
「くせ」
  Aメロというのでしょうか、そこの音の動きが好き。なんか、ドラマ「俺たちの勲章」等に使われてもいい感じの、青春の匂いがする歌。

A面について:
私という女」も、全編いいメロディーだなと思うのですが、
どうしても五木ひろしのイメージが出てきてしまう。
しのび逢う恋」の歌唱もすばらしい。
でも、なんだろうアレンジ?前奏等の感じが
ちあきさんにそぐわない感じがするのです。
禁じられた恋の島」で、やはりちょっと曲調が変わって、
いい意味で気になります。

楽曲の好き・普通はあるものの、ちあきさんの歌唱は、
例外無く好きです。いいな、と思わず通過することは無理です。
シビれます。

ああ。
ちあきさんの声って、深みがあって、ぐっと来ます。
淡々としている一方で、湿り気があるので、
そこにある包容力があります。

<加筆>
「雨に濡れた慕情」からシングルヒット、B面と、
何度も聴いていると、やはりどの曲も魅力的だという感想に変わりました。
一曲一曲が愛おしいです。
一曲一曲にプロとして取り組まれていたちあきさんも。
曲もいいし、歌唱ももちろん抜群なので、
何度何度も聴いても新鮮です。
<加筆 終>

それから、特に「喝采」の歌唱を映像で何度も見て
つくづく思うのですが、まばたきせず、
一点を見つめて歌唱されます。
どれほどの集中力なのでしょう。
ブレスを同じで、気づかれないでまばたきする瞬間を
知ってか知らずか熟知されているような。

ちあきさんの演歌について。
自分としては、ちあきさんには演歌以外を唄って欲しいです。
演歌の巧い人はたくさんいます。
でも、それ以外のジャンルで聴かせる人は、
演歌歌手ほどはいない。
また、演歌はなにかちあきさんに似合わない。
着物より洋装が似合うように。

上記の理由は実はとってつけたような理由。自分にとり。
本音は、感情的ですが、ただ、
どちらかというと演歌以外の歌唱を聴きたいだけなのです。

<加筆>
やはり、ちあきさんを演歌以外で聴きたい理由は
他にあるように思えて来ます。
演歌だと、ジャンルが限られる。
現実的に、聴いている年代も大きく見ると特定される。

ちあきさんはというと、スタンダードなんです。
どんなジャンルも歌えるからこそ、
ひとつのジャンルに収まらない。収まって欲しくない。

演歌は昭和を思いださせます。
昭和はいい時代です。
でも、限定はよくない。
歌唱方法にも、演歌ならではの制約があるように思います。

ジャンルを超える。既成ジャンルが無いからこそ、ちあきさん。
それがちあきさんの歌い手としての個性なのかも知れない、
そんな風に思います。
<加筆 終>

でも、ちあきさんの演歌にも聴き入ります。
当然と言えば当然ですが。
ジャンルを超えて唄いこなされるのがちあきさんです。

さだめ川」、好きです。
矢切の渡し」、世代的にか、特別好きな曲調ではないのですが、
特に「矢切の渡しー♪」の張りのある歌唱、鳥肌もので、
聴くたびにやっぱり聴き入るのです。
語尾を延ばした箇所でも、次第に強くするテクニック、
抑揚、はっきりしていてすばらしい。
この歌に限りませんが。

夜へ急ぐ人」。
年代的に、私もオンタイムに紅白でのこの曲を聴いたはず。
今何度か聴いて、完成度の高い曲だな、と思いました。
メロディーの転調がとても自然というか。
そして、メロディーが頭に残ります。


始めにかったベスト集に入っていた
ちあきさん歌唱の「氷の世界」。
ちあきさん独自の「氷の世界」が作られていると思います。
陽水さんの世界、合ってらっしゃるのかな、やっぱり。
自分の尊敬するアーティスト陽水さんと
ちあきさんの世界がオーバーラップするなら、
こんな嬉しいことはありません。

百恵さんに唯一書かれた陽水さんの「クレージー・ラブ」のような曲、
ちあきさんの歌唱で聴いてみたい。

こうして一時期、ニューミュージック、
フォークの世界に入って行かれたちあきさん。
もっと素の世界を、ストレートに、
と追求していけば、当然といえば当然の流れだったのかも知れません。

CDの方ではまだそこまで追いつけていませんが、
You tubeでシャンソンやファドを唄われるちあきさんも見ました。
選曲かな?シャンソンはちょっとピンと来ませんでした。
ちらっと聴いた時点の感想ですが。

ファドの方がしっくり来ている気がしました。
でも、要望を言えば、
日本の作家によるオリジナルで、
リラックスした、大人の、情熱を秘めたちあきさんの歌を
聴けると理想だ、と。
でも何よりも、ちあきさんご自身にとり、
唄っていて心地よい歌が一番。
ま、単なる妄想ですが。


ああ、大分気持ちが治まってきたかな。
ちあきさん初心者なのに、あれこれ書きましたが、
さまざまな想いが溢れるので、極私見、書き連ねました。
きっとまだ続くけど。

ちあきさんLOVE。








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Last updated  2011.09.26 20:04:07


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esquisse@ Re[1]:「世界最高の日本文学」(12/05) そうですね、私の場合、途中から読んでい…

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