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ブックオフは出版界にとって「悪」… (読書・コミック)楽天ブログ 【ケータイで見る】 【ログイン】
書籍編集者esのつれづれ書評+α
エリエリスケッチの日記

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March 29, 2005 楽天プロフィール Add to Google XML

ブックオフは出版界にとって「悪」か? 本と出版について(1499)」
[ 出版界こぼれ話 ]    

この前123maoさんのコメントをきっかけに、ブックオフを代表する新古書店について考えてみたいと思います。

昨今は、活字離れや本が売れない原因については、いろいろな論議がされていますが、その中で必ず挙がるのが「ブックオフ」の存在。
正直言って、「ブックオフのせいだ!」って糾弾できるほど、影響を与えているとは私には思えません。
図書館だってありますし、漫画とかでいえば「漫画喫茶」だってある。(これらもいろいろ問題視されていますけど…)

「ブックオフ」を代表する新古書店の場合、何が問題かっていうと、ほとんど新刊と変わらないようなものが、安い値段で売られているってことですよね。(機械である程度キレイにして売るっていうのは、よく考えたよなぁ。商売上手。)
つまりは、「再販制度」の問題がからんでくる、ということです。

ご存知のように、本は出版社が指定した価格で必ず売られているんですね。
(まあ色々とこの制度についても問題視されますが、これもややこしいのでおいておきます。)
ところが、ブックオフはそれらをすり抜けて、安い値段で売っている、と。
なんていうか、「再販制度」とか「委託制度」の歪んだ制度の隙間をうまくついてますよね。

そして「そんなのけしからん!」と怒る人が業界内にはいるわけです。
確か有志の漫画家たちが、反対運動を起こしたりして話題になりましたよね。
著作権や印税の問題が出てきたりして。
この問題は、最初にちょこっと触れたように、新古書店に限らず、公立図書館や漫画喫茶もやり玉にあがっています。

まあここでは、新古書店に話を限ります。
でもなんのかんのと言っても、現行では新古書店は法律では違反ではないので、出版界の人が考えたイチャモンは、「書店での万引きが増えた」というもの。
書店でごっそり万引きしてきて、それをそのままブックオフに売りつける人が多いらしい、ということです。

他にも、出版社サイドが、自社がもつあふれる在庫本を、安い価格で売っているらしい、という問題もあります。
確かに、出版社にとってみれば、在庫を抱えたままか、いずれは断裁するかの道しかないのであれば、売価が安くても売ったほうがよっぽどいいわけです。

私も正直言って、自分が編集した本の在庫がたくさんあると、「断裁されるくらいなら、安くても新古書店に売って、一人でも多くの人に読んでもらったほうが…」と思うことはあります。

もちろん、商売としては書店さんで定価を出して買っていただきたい、というのが出版社にとっては一番です。
書店さんは言うまでもありません。もろお客をとられちゃってますから。
著者も、たぶんそうでしょうね。印税のことがありますし。
昔、ある先生が、「先生の本をブックオフで買って読みました」といわれて、「やっぱりなんとなくがっかりした」と言っていました。
その気持ちわかります。

でも、編集者としての私個人は「それでも読んでくれて嬉しい」と思う気持ちがあります。
本当は書店さんで買ってくれたほうが、書店さんにとっても、著者にとってもいいことなので、あんまり大きい声では言えませんが。

一年に一回くらい、ブックオフで本を買うことがあります。
でもやっぱり色々な人の顔が見えてきてしまって、いつもちょっぴり罪悪感。
そして、こんなにピカピカな本がこんなに安く売られているんだったら、こっちで買うよなぁという、脱力感。
さらに、自分が編集した本があったりすると、「お前はどういう旅をしてきたんだい?」と哀愁が漂っちゃいます。

なんだか自分でも整理しきれない話題でしたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。

皆さんの意見なども、よろしければお聞かせください。





Last updated  March 31, 2005 17:06:00
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Re:ブックオフは出版界にとって「悪」か?(03/29)   ひめちゃん3058さん


Re[1]:ブックオフは出版界にとって「悪」か?(03/29)   エリエリスケッチさん


本にとって>>相場・もう一つの接点   3307(さんさんまるなな)さん

はじめまして。3307(さんさんまるなな)と申します。

「ある編集者の気になるノート」さん経由で、
訪問させていただきました。本の送り手の方の
「新古書店」に対するお気持ち、嬉しく拝見いたしました。

私はただの読者ですのであまり参考にならないかもしれませんが、
少し考えてみました。

1)その本の相場を見せてくれる。
2)読まず嫌いの本(定価なら買わず、図書館なら借りる程度)を
  手に取る、「試供品」になってくれる。
  (しかも、万引きされた本でなければ、
   誰かが定価で購入している。献本などは、苦しいですね。。。)
3)増え続ける本を、安価であっても販売できる場所があると、安心できる。
4)欲しいだけ(20冊程度)本を買っても6000円程度で足りる(笑)
  単行本なら2~4冊しか買えません。。。

・「2」の実例
  太田光さんの『天下御免の向こう見ず』。
  タレント本かと思っていたのですが、読まず嫌いでした。
  図書館で借りられなければ、定価で買いたいくらいファンになりました。
・「3」の実例
  最低でも、年に段ボール2箱は売らないと、床が抜けます。
・「4」の実例
  よく、積読します。定価で購入した『終戦のローレライ』が、
  文庫落ちして、映画化されて、ようやく手に取りましたorz
  (定価購入、文庫落ちしても積読は、年に数冊出ます)
・おまけの実例
  北村薫さんの『月の砂漠をさばさばと』を、
  時々友達にあげてしまうので、本棚から無くなると
  ブックオフへ買いにいきます。。。

新古書店や図書館の影響で、次回作の制作が出来ない(出版業界や
著者の方が食べていけない)のでは困りますが、
そうでなければ、読者を獲得するための「触手」の一つかもしれませんね。

長々失礼いたしました。
http://d.hatena.ne.jp/nao3307/(April 1, 2005 02:59:27)

Re:ブックオフは出版界にとって「悪」か?(03/29)   123maoさん


Re:本にとって>>相場・もう一つの接点(03/29)   エリエリスケッチさん

3307(さんさんまるなな)さんへ

はじめまして。書き込み、どうもありがとうございます。
なんとなく私自身もモヤモヤ思っていたことを、バシッとお書きいただいて、なんかすっきり致しました。

そう、とくに(2)はありますよね。
定価じゃ買う気しないけれど、この値段だったら、気になってたし読んでみよう、っていうものですね。
そういう本の出会い方でも、それが運命的な出会いだった、ということもあると思います。
でも、きっと定価で売る書店さんでは、その出会いは見込めなかったのですから、それは新古書店の効用なんだろうなぁ。

>そうでなければ、読者を獲得するための「触手」の一つかもしれませんね。

うんうん、そうですね。新たな読者を獲得する可能性がたくさんありますよね。

「ある編集者さんの気になるノート」さんが書かれていますが、「出版社のつけた定価が、明らかに本の価値にそぐわなければ、そんな値段を払う気にはなれない」(http://aruhenshu.exblog.jp/i2)という面もありますよね。
定価では買うに値しないけど、この値段だったらまぁお金払って読んでもいいか、という感じ。

これは作り手の問題も大いにありますから、私たち編集者も活を入れて、クオリティの高い本作りをしなければならないですね。
(April 1, 2005 10:00:55)

Re[1]:ブックオフは出版界にとって「悪」か?(03/29)   エリエリスケッチさん


著者側の立場ですが……。   わかつきひかるさん

私は古本屋で私の本を見つけても、そんなにイヤな気分にならないです。ああ、誰かが買ってくれたんだなぁ、と思います。本が古本屋に並んで、また誰かが買ってくれる。それってスゴイことだなと思うんです。

小説を書いて得るものはお金だけじゃなく、読んでもらえるうれしさと、表現する楽しみもあるんです。だから、何であれ、売ってもらえること、買ってもらえることはうれしい。
どこかでだれかが、私の本を読んで楽しんでくれてる、それはとてもうれしい。

古本屋では、刷った冊数以上に流通することはありえません。困っているのはウ○ニー(共有ソフト)のほうです。一度摘発されて、はっきり法律違反だとわかっているのに、ネットを検索するといっぱい出てくる。
彼らは一円もお金を払わず、まったくのタダで小説を読んでいる。
彼らはそれでいいかもしれない。だけど、共有ソフトはダウンロードしほうだいだから、出版社の売上げが下がり、著者の印税が下がる。作家はカスミを食って生きているわけではありませんから、ひいては読者にはねかえってくるわけです。

ヤフーオークションを見ていても、小説をパソコンに取り込んで、CDを売ってる人がいます。

はっきり著作権違反だとわかっているそういう方面こそ、きっちりと取り締まって欲しい。
ですが、業界団体のお偉いさんって、目立つことしか見ないんですよね。

推理作家協会が、図書館に新刊本を貸すのはケシカ
ランと噛みついてますね。ピントはずれまくってる感じ。お金のために小説を書く、というスタンスは否定しませんが。



(April 1, 2005 22:23:20)

Re:著者側の立場ですが……。   エリエリスケッチさん


Re[1]:著者側の立場ですが……。(03/29)   わかつきひかるさん


やつは悪(ワル)ですね。   ゆきおさん


Re:ブックオフは出版界にとって「悪」か?(   くらばしさん


Re:やつは悪(ワル)ですね。   エリエリスケッチさん


Re[1]:ブックオフは出版界にとって「悪」か?   エリエリスケッチさん


Re:ブックオフは出版界にとって「悪」か?(    きょーmるさん


Re:ブックオフは出版界にとって「悪」か?   chateさん


本屋   NATさん


Re[1]:ブックオフは出版界にとって「悪」か?((03/29)   エリエリスケッチさん


Re[1]:ブックオフは出版界にとって「悪」か?(03/29)   エリエリスケッチさん


Re:本屋   エリエリスケッチさん


はじめまして   高橋洋介さん

はじめまして、卒論で出版流通の研究をしている高橋と申します。

個人的には、書店で売っている本は高いなあと痛感しています。ハードカバーの小説なんかだと、千円以上するので貧乏学生としては、そんなの何冊も買えません。

ブックオフを利用する時はこういうときで、昔の小説とかをよく買います。
私にはとてもありがたい存在です。

ブックオフの商売は良いのか悪いのかは私には判断がつきませんが、作者と出版社の関係が曖昧なのがそもそもの原因ではないかと思っています。

作者が作った作品を
a 企業が使わせてもらっている
ならば、ブックオフも一定の印税を支払わなければならないですし
b 企業が買い取って販売している
ならば、売り払った後、書籍がどのように扱われても作家は文句をいえないですよね。
できれば、作品を作った人がきちんとむくわれる仕組みであってほしいですが。

ブックオフの販売能力が書店よりも優秀ならば、出版社はブックオフを相手にきちんと商売してもいいはずなんだけどなあとも思います。事情があってできないのは知っていますけども。

なんにせよ、本の値段は一般の感覚から言って高いと思います。
もう少し、市場の原理に委ねても問題はないはずです。(April 10, 2005 21:29:28)

Re:ブックオフは出版界にとって「悪」か?   F..さん

はじめまして、Fと申します。
素人意見ですがちょっと発言させていただきます。

私は、基本的には新品購入をするのですが。
ブックオフ等の古本屋などにもよく行きます。
古本屋を使う場合、次のような理由で使うことがよくあります。

1.新品で買いたくても、もう、絶版になっていて、新品では見つからない場合。
2.品薄でなかなか売っていない場合。(これについては、ほとんどない)
3.試しに買ってみようという場合(衝動買い含む)。
4.新品で売ってはいるが、定価で買うほどの価値がないと思うような場合。
5.かなりの冊数が出てて、シリーズを集めようと思うと、財政的につらい場合。
6.初版狙いの場合。

特に、4に関してはCD等にも言えるのですが、
定価が、質や人気ではなく、
ページ数や媒体の種類によって、ほぼ一定になっていることが多く、
本当に値段に見合う価値があるのかということに疑問に思うことが多々あります。
そのような商品に関して、出版社は、古本屋を攻めるよりも先に、
もう少し値段設定を見直して見るべきではないのでしょうか。

あと、立ち読みについてなのですが、
最近、漫画に関しては、ビニールをかけ、
立ち読みができないようにしている店をよく見かけるのですが、
小説に関しては、ほとんど店で、そのような対策がされていません、
その結果、小説に関しては、立ち読みがほぼ自由にできる状態になっていて、
新品で買っても中古を定価で買わされているような気分になることがあり、
小説を新品で買うのが馬鹿らしくて、いやになることもあります。
その点については、中古店との差別化として、
しっかりやってほしいと思います。

最後に、古本屋が、商売として成り立つのは、
需要と供給の関係にのっとているからだと思います。
そこら辺を出版業界は、もう少し考えてほしいと思います。(April 11, 2005 03:37:07)

Re:はじめまして   エリエリスケッチさん


Re[1]:ブックオフは出版界にとって「悪」か?   エリエリスケッチさん


Re:ブックオフは出版界にとって「悪」か?(03/29)   長谷川 一成さん


Re[1]:ブックオフは出版界にとって「悪」か?(03/29)   エリエリスケッチさん


れ:ブックオフは出版界にとって悪か?   るるんさん


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