第6回 ハンナ=バーベラ
さて、今回はキャラクターではないのですが
ハンナ=バーベラ
トムとジェリーを紹介するに当り先に「トムとジェリー」や「原始家族フリントストーン」「チキチキマシン猛レース」などを世に生み出した この二人に注目をさせていただきたいと思います ↑ 二人? 知ってる人は知ってますがハンナ=バーベラとは「ウィリアム・ハンナ(監督 兼 編集者)」と ジョセフ・バーベラ(アニメーター 兼 脚本家)」の二人のことであり 後に二人が立ち上げる「ハンナ=バーベラプロダクション」の事である お互いアニメーションとはまったく違った世界からはいってきたのです ハンナは元建築技師であり、バーベラは元銀行員と言う経歴の持ち主 そんな二人が1937年にMGMスタジオに入社した時より アメリカのアニメーション界に新しいページが加わりました この時より2001年の3月にウィリアム・ハンナが90歳でこの世を去るまでこの二人三脚は続けられました MGMスタジオでの最初の作品「上には上がある(Puss Gets The Boot)」はトムとジェリーの原型となる作品であり 突然解雇されたハンナとバーベラは、テレビ用のアニメ作品を製作することを決め、トムとジェリーの生誕から20周年に当る1957年に、 「ハンナ=バーベラプロダクション」を設立。これがハンナ=バーベラの、TVアニメの歴史のスタートである この時よりハンナ=バーベラは新しいものを次々と世に送り出した それまではトムとジェリーのような動物主体のドタバタコメディーが主流だった TVアニメの時代となり新しいものへと代わっていったのです そして生まれたのが「原始家族フリントストーン(The Flintstones)」 それまで1本5~6分のショートアニメが主だったのが ゴールデンタイムに進出し30分物になり、モチーフも動物から人間に そして家族向けのコメディーへと、時代とともに代わっていきました そして後に出るアニメーションの土台をこのフリントストーンで築いたと言えるでしょう その時、MGMスタジオはまだトムとジェリーの版権を持っていたため、未だカートゥーンは人気があると思い、 自社で新しくトムとジェリーを制作することになったが 低予算と画風の違い、センスの違いなどから、’60~62の間に合計で13本が制作されただけにとどまり。 動きやディテールがあまりにもヒドイ代物で、スタイルがまるで違いすぎるため、 初代ハンナバーベラの作品に遥かに及ばない作品になってしまい、あっというまに姿を消すことになる。 1991年には一つの重要な出来事があった、ハンナ=バーベラプロダクションは TBS(ターナー・ブロードキャスティング・システム)の子会社として加わった。 そしてその5年後の1996年には、TBSがメディアの巨大企業であるワーナー・ブラザースの子会社になる、 このことにより「トムとジェリー」「フリントストーン」「ドルーピー」などが、 「バッグス・バニー」「トゥイーティー」「ワイリーコヨーテ」とファミリーとなった。 現在も、アニメーション界で活躍するハンナ=バーベラプロダクションは、 様々な人材を発掘、取り入れ「パワーパフガールズ」「カウ&チキン」「デクスターズ ラボ」 「ジョニー・ブラボー」などの新しいシリーズを送り出し、 すべての世代に愛され続けるアニメーションを今も作り続けている。 ジャンル別一覧
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