43年前の淫行事件 R・ポランスキー監督
43年前の13歳暴行容疑R・ポランスキー監督、米国への引き渡しに抵抗する構えポランスキー映画「戦場のピアニスト」などで知られるポーランドのロマン・ポランスキー監督(76)が訪問先のスイスで警察当局に拘束されたと、スイスのメディアが27日伝えた。同監督は米国で未成年者を暴行した容疑で77年に拘束されたが、その後逃亡していた。アメリカは身柄引き渡しを要求したが、最終的にスイスはこれを拒否、2010年7月12日に釈放を決定した同監督は77年、写真撮影を名目に連れ出した13歳の少女に暴行したとして、ロサンゼルスの当局に逮捕された。しかし、翌年欧州に逃亡。以後、米国に足を踏み入れないまま映画製作を続け、03年には「戦場のピアニスト」で米アカデミー監督賞を受賞した。米国は05年、同監督を国際手配していた。 新品北米版DVD!【毛皮のヴィーナス】 Venus in Fur!<ロマン・ポランスキー監督>2013年に監督のロマン・ポランスキーは、フランスのブラック・コメディ映画『『毛皮のヴィーナス』を発表した。月28日、淫行事件に絡みスイスで拘束されたロマン・ポランスキー監督が、米国への引き渡しに抵抗する構えを示していることがチューリッヒ/パリ 28日 ロイター] 1977年の米国での淫行(いんこう)事件に絡みスイスで拘束されたロマン・ポランスキー監督(76)が、米国への引き渡しに抵抗する構えを示している。同監督の弁護士が28日に明らかにした。 弁護士のHerve Temime氏は、フランス・インフォ・ラジオで「(ポランスキー監督は)抵抗する構えで、自らを守ろうと決意している」と話した。また同監督は、これまでにスイスのスキーリゾート、グシュタードを度々訪れており、今回拘束されたことに驚いているとも明かした。 同弁護士は、釈放を求める手続きを開始したと説明したが、スイス司法警察省のスポークスマンによると、保釈は理論的には可能だが、実現は非常に難しいという。 クシュネル仏外相は28日にラジオで、フランスとポーランドの市民権を持つポランスキー監督のために、ポーランドと共に問題解決に尽力しており、クリントン米国務長官に書簡を送ったと述べている。 また、女優のモニカ・ベルッチやファニー・アルダン、映画監督のウォン・カーウァイを含む映画関係者らが、ポランスキー監督の即時釈放を求める嘆願書を出している。