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痛快!エブリデイ クラシック

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2007年04月29日
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カテゴリ:コンサート
あなたは、クラシックコンサートにおいて
1万人のスタンディングオベーションを
見たことがありますか?


 私は今晩(4月29日(日・祝))、その目撃証人として感動的な場面を経験してきました。昨年よりもさらにパワーアップした野外での演奏会。題して……


大阪野外芸術フェスティバル 2007

大阪フィルハーモニー交響楽団創立60周年記念事業

星空コンサート

大植英次 指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団

ライトアップに浮かぶ大阪城

2007 4/29[日・祝]18:30開演

大阪城・西の丸庭園


PROGRAM

―――プログラム―――

バーンスタイン
「キャンディード」序曲


ドヴォルザーク
交響曲 第9番「新世界より」第4楽章


J.シュトラウス2世
ワルツ「美しく青きドナウ」


サン=サーンス
序奏とロンド・カプリチオーソ

(ヴァイオリン独奏:見渡風雅)

J.ウィリアムズ
映画「E.T.」フライング・シーン


ラヴェル
ボレロ


チャイコフスキー
序曲「1812年」


―――アンコール―――

ロッシーニ
「ウィリアム・テル」序曲


童謡メドレー
夕やけこやけ・七つの子・ふるさと


外山雄三
「管弦楽のためのラプソディ」から“八木節”




 さあ今年もやって来ました、大阪フィルの星空コンサート。と言っても、昨年から始まったので今年で2回目です。昨年は曇り空でしたが、それでも予想をはるかに超える9,300人の聴衆が駆けつけました。今回は日中とてもよく晴れて、夜には星だけでなく美しい月も姿を現わしました。入場者数は発表されなかったようですが、恐らく1万人近い聴衆が集っていたものと思われます。

 まずは大植英次氏の恩師、バーンスタイン作曲の「キャンディード」序曲をもって演奏会が始まりました。今年は、昨年にはなかった巨大なプロジェクション・モニターが設置されて、演奏中の英次氏の様子も見ることができます。様々に変化する彼の指揮の際の振り付けや表情に、客席から笑い声にも似た歓声が発せられました。

 次に、ドヴォルザークの作品が演奏されました。昨年は日没時間に合わせて交響曲第9番の「新世界より」第2楽章から「家路」の有名なメロディだけが演奏されましたが、今年はあのカッコいい旋律が登場する第4楽章全体を披露。英次氏もお気に入りの作品の演奏に反映し、我々聴衆は早くも興奮気味でした。

 続いて、ワルツ「美しく青きドナウ」の演奏。踊るかのようにして指揮をする英次氏の姿がこれまた楽しく、聴衆も歓声で応えました。

星空コンサート会場

 4曲目はサン=サーンスの作品。ソリストはなんと小学校6年生の見渡風雅さん。2月からわずか2ヶ月あまり練習し、今晩の本番のために完成させてきました。演奏の方はリリースが少し甘いかな、と感じたもののその様子も、またもちろん内容そのものも大人顔負けの演奏に会場からは驚きの声が湧き上がりました。特に、同い年くらいの子どもたちの反応を見る限りかなりのショックを受けていたようでした。将来が楽しみなヴァイオリン少女です。

 さらに、演奏は続きます。J.ウィリアムズの映画「E.T.」のフライング・シーンです。英次氏曰く「まだ私が産まれていない時の昔の古い映画」として紹介し大爆笑を誘いました。昨年は同じJ.ウィリアムズの「スターウォーズ」が演奏されました。それにちなんで、今回の曲とは全く関係のないライト・サーベルを取り出し、英次氏は昨年同様に振り回しました。「皆さんがこの曲を知っていても知らなくても聴いてください」と言って、曲が始まるや否や指揮台から姿を消して、やがてある乗り物に乗って英次氏が登場します。そうです、この曲のシーンに合わせて自転車をこいで出てきたのです。しかも、前のカゴにはあの「E.T.」が。ステージ上を自転車で移動しまくる英次氏に、またまた会場は大笑いです。

 さて、6曲目はラヴェルの「ボレロ」です。この曲はとても難しいと、英次氏は言います。彼はかつて、フランスのモンマルトルの丘の下での野外コンサートでこの曲を演奏した時に、聴衆から「音が小さい」と怒られたことがあるそうです。確かに、この曲は小太鼓とフルートのみで始まるため、最初は曲が聴き取りにくいです。そこで、その時の失敗を生かして今回は普段後ろの脚光を浴びにくいところで演奏している打楽器パートをステージの前に移動させ、他の楽器は演奏に入ると、英次氏がそれを一つ一つ紹介しました。この方法は大成功でした。演奏が終わると一斉に会場から歓声があがりました。

 さあ最後、トリを務める作品はやはり今年もこの曲、チャイコフスキーの序曲「1812年」。昨年よりもパワーアップした大砲は今年も健在で、金管楽器パートの斜め後方からの立体的なステレオサウンドの大迫力に聴衆も大興奮。クライマックスは心からの感動に促されて、聴衆が次から次へと立ち上がり拍手喝采。今回のコンサートで最も感動的な涙もののシーンが!!想像してください。大阪城の夜空の下での、1万人の聴衆によるスタンディングオベーションです!!

「ブラヴォー!!!」


 関西に住んでいるにもかかわらず、この興奮を誘うコンサート未経験のあなた。そう、そこのあなたもこの感動的なコンサートに来年こそはぜひお越しになってください!!!

星空コンサート(チケット&パンフレット)


P.S.

 今年のアンコールでは、童謡メドレーで聴衆も歌によって参加する機会がありました。私も自慢の“ノド”を披露して思いっきり歌いました。そして、あまりの美声(?)に周りにいる人たちの注目の的となりました。久しぶりに気持ち良かったです♪




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Last updated  2007年04月30日 23時15分11秒
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