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カテゴリ:活字中毒の評論家サンタ
以前の記事「サンタ流乱読術伝授」にも書きましたが、私の読む本の組み合わせ及び読む順番は、図書館任せの運任せなのです。
その中で、最近、非常に若い二人の作家のデビュー作品を続けて読む機会がありました。 先ず一つ目は、17歳の木堂椎が書いた『りはめより100倍恐ろしい』です。 実は、これ、「第一回青春文学大賞」受賞作で、しかも全て携帯電話を使って書かれたのです。 日経新聞にも紹介されていましたが、「先頭の一城が『らっぴーソファで端っこの席をゲッチュウ』と右端の奥に座る」といった独特の文体ではあるものの、そのストーリー構成や展開は、非常にしっかりとしており、面白い作品でした。 携帯電話で書いたどうかに関わらず、純粋に次の作品も読んでみたいと思わされました。 一見意味不明に見えるタイトル『りはめより100倍恐ろしい』も、気が弱い”芸達者”を見せ物にする「いじり」は「いじめ」」よりもずっと恐ろしいという意味だ、と知れば、この作家のセンスの良さが感じられるというものです。 もう一つの作品については、また次の機会にご紹介しますね! 現在「語学と心のかけ込み寺」は何位かな?BESTブログランキングのマークをクリックして頂ければ幸甚です。ご協力お願い致します! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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